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下関市教育長の植民地発言:江島市長が苦言「慎重な発言を」 /山口

 下関市の嶋倉剛教育長(44)が戦時中の日韓併合を巡り「植民地支配というのは歴史事実と異なる」と発言した問題で、江島潔市長は30日、定例の記者懇談で「慎重な発言を求める」と苦言を呈した。

 江島市長はチリであった国際捕鯨委員会(IWC)総会などに出席し週末帰国した。発言について江島市長は「(山口朝鮮学園の)補助金増額要望の中で(学園側が)歴史を持ち出すのは筋違いと言おうとしたのだろう。『政府見解を尊重する』とコメントしており問題ない」とした。発言の撤回などを求める考えはないという。

 ただ、発言が注目されていることには「デリケートな問題ということは認識している。本来の教育行政以外の部分で良い悪いを言われるのは遺憾で、今後は言葉を選んでほしい」と述べた。

 この問題では同日、市民グループ「教育に関心をもつ下関市民有志」が発言撤回などを求めた。また、市教育政策課によると、市には発言に対するメールなどが計815件寄せられ、支持が712件、不支持が103件だったという。【取違剛】

〔下関版〕

毎日新聞 2008年7月1日 地方版

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