Tokyo, June 27, 2008 - (JCN Newswire) - 三菱商事(TSE:8058)は、全額出資子会社の米国三菱商事およびエムシー・グローバルガス(MC Global Gas Corporation、以下MCGG)を通じて、米国にてガスマーケティング事業を展開しているシーマ・エナジー(CIMA Energy Ltd、以下CIMA)のリミテッド・パートナーシップ持分34%を、個人パートナーの持分保有会社であるシーマ・エナジー・ホールディングス(CIMA Energy Holdings LLC)より取得し、当社としてこの度初めて同市場に本格的に進出することとなりました。
また、当社は2009 年1 月より米国テキサス州のFreeport LNG 受入基地の使用を開始しますが注1)、同基地に当社が持ち込む液化天然ガス(LNG)を再気化した天然ガスについても、CIMA が米国内で販売を行うこととなります。
当社は、2006 年よりオマーン国のカルハットLNG 社との長期LNG 売買契約に基づき、オマーン産のLNG を本邦を含む極東市場および米国市場にて販売しております。各市場の需給/価格変動に対応した柔軟なLNG カーゴ仕向先の決定を可能にするためには、米国にてLNG 再気化ガスの高い販売能力を持ち、いつでも米国にLNG を持ち込むことが出来る柔軟な受入体制を構築することに加え、米国向けを予定していたLNG カーゴを他市場に仕向け直す場合においても、米国内需要への代替供給となる国産ガスを調達出来る能力を持つことが重要となり、CIMA をパートナーとすることでこれら機能が補完されるものと期待しております。
また、これまで当社は、上流のガス田開発から、LNG 液化プラントへの投資・操業、LNG 船による輸送、そしてLNG 受入基地に至るまでLNG 事業のバリューチェーンを伸ばして参りましたが、CIMA を通じて米国下流市場に参入することで、更なるバリューチェーンの延伸が達成されることとなります。
米国は年間約23Tcf 注2)の需要を持つ巨大なガス市場であり、CIMA のような中規模ガスマーケティング会社にとって十分に成長の機会があると考えております。また、当社の展開する米国メキシコ湾におけるガス生産事業などとのシナジーも今後追求していく所存であり、本件を足掛かりとして米国内ガス関連事業をLNG 上流・中流事業に続く新たな天然ガス事業の柱として成長させることを狙いとしております。
注1) 基地使用契約の契約主体はMCGG 契約使用量: 日量1 億5 千万立方フィート(LNG 換算 約105 万トン/年)
注2) 2008 年EIA 公表値、 LNG 換算 約4.6 億トン/年
詳細は、 http://www.mitsubishicorp.com/jp/pdf/pr/mcpr080627n.pdf をご覧下さい。
概要: 三菱商事株式会社
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2008年6月27日 11:57:28 Source: 三菱商事株式会社 (TSE: 8058)
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