県は30日、本部長級の医療統括監(非常勤嘱託)を新設し、県参与の十時忠秀・前佐賀大病院長(66)を7月1日付で任命すると発表した。
医療統括監は、県の医療政策のうち県立病院好生館の移転や運営形態に関する計画策定、鳥栖市を候補地とした「粒子線がん治療施設」の導入、公立病院再編を中心とした地域医療体制整備などに携わる。
また、これまで2人体制だった好生館の副館長(副院長)を4人体制にする機構改革も発表した。
これまでは医師出身者2人が副館長だったが、増加分の1人は看護師出身者とする。もう1人は移転後の新病院の体制づくりで院内調整を担当する。【上田泰嗣】
【副本部長級】
県立病院好生館副館長(好生館循環器科医長)林田潔▽同副館長(元九州大病院手術部准教授)児玉謙次▽同副館長・総看護師長(好生館総看護師長)深川由久美
毎日新聞 2008年7月1日 地方版