6月27日、カナダのNGO組織「プローブ・インターナショナル」は報告書で、水不足のため10年以内に北京が「消失」する可能性があると警告した。写真は2003年の北京市。水不足のため給水車が出動した。

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10年以内に北京が「消失」?!水不足が都市を滅ぼす―カナダNGO
2008年6月27日、AFP通信(AFP)はカナダのNGO組織「プローブ・インターナショナル」が報告書を出版したことを報じた。同報告書は水不足のため10年以内に北京が「消失」する可能性があると警告している。環球時報が伝えた。

もともと水資源が希少な北京市だが、人口の増加や工業の発展により水使用量はうなぎ上りに上昇している。報告書は今後10年以内に水不足を原因に人口移動、産業移転が迫られる可能性があり、政府もすでに計画立案に着手したと指摘している。

中国科学院の康暁光(カン・シャオグアン)氏は水不足が深刻であることは認めつつも、対策によって解決が可能であると反論した。対策は大きく分けて二つ。一つは水の使用効率を高めること。現時点でも年間5億立方メートルが再利用されているが、まだまだ使用効率が低いため節水の余地が大いにあるのだという。もう一つは市外からの調達。「南水北調計画」などにより他地域から年12億立方メートルの給水を受けることが決まっており、水不足は大幅に緩和される見通しだ。(翻訳・編集/KT)
2008-07-01 13:09:48 配信

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