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企画モノAV嬢→カラミありで手取り2万5000円……
ついに体と心の両方を売っても稼げない時代に突入!
[エロ業界にワーキングプアが急増]の実態
2008年7月1日(火)0時0分配信 SPA!
掲載: SPA! 2008年7月1日号
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■供給過多のしわ寄せが企画モノ激安モデルを襲う
敷居が低くなって可愛いコが入ってくるため、彼女たちが単体の人気AVを独占し、ついでに入ってきたその他大勢の普通のコは、「大勢が出演する」企画モノばかりを次々とこなすしかなくなる。
「大勢のコが出るということは当然、ギャラは格安。脱ぎあり、カラミなしのエキストラ女優で最安値は2万円程度です」(安田氏)
それはもちろん、すべて女のコの取り分というわけではない。
「モデル事務所とAV 女優の取り分は折半が基本ですが、ギャラが安すぎて折半することが難しい場合も少なくありません。半日拘束で、2万円ということになると、折半したら1万円。さすがに申し訳なくて女のコの取り分を少し増やすこともありますね」(某モデル事務所社長)
悪質な事務所なら、さらに引かれるケースもあるだろう。カラミありなら手取り4万円が相場だが、2万5000円しかもらえなかったというひどい例もあるという。所属事務所すら同情するレベルまで、女のコの待遇は落ちているのである。
必然的に、まともな収入を得ようと思うなら薄利多売で数をこなさなければならなくなる。とはいえ裸になる女のコがいくらでもいる現状では、常に仕事が回ってくるわけでもない。より条件の悪い仕事も受けざるを得ない。
少しでもギャラの高い仕事を、と思えば、より過激な撮影に応じるよりない。スカトロ、ハードSM、アニマルファックなど、専門ジャンルに特化した企画モノなら、ギャラは通常の2〜3倍になる。
前出の事務所社長は言う。
「ですから、専業でAVをしているコは2割程度にすぎません。その他のコは風俗との掛け持ちや一般OLをしながらの小遣い稼ぎ、フリーターなどです」
裸になればお金になるのは確かだが、それで生活費を稼げるかとなれば話は別。結局は、都合よく使われるだけの日雇い労働者でしかないのだ。
取材・文/ 紺谷宏之 水嶋レモン 椿 健二
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