ガソリン１８８円も  全国スタンド一斉値上げ

　新日本石油など石油元売り各社は１日、ガソリンなど石油製品の卸価格を一斉に引き上げた。レギュラーガソリンの小売価格が一気に１リットル当たり１０円程度アップし、大阪では１８８円を付けるガソリンスタンドが現れるなど、１８０円を上回る所が相次いだ。食品価格や電気・ガス料金などの値上げも相次いでおり、家計の負担増に追い打ちをかけそうだ。

　この日、大阪府吹田市のスタンドでは、レギュラーを１リットル当たり１０円上げて１８８円に。給油に立ち寄った大阪府和泉市の男性会社員（３７）は「マイカーには極力乗らないようにしている。嫁さんの買い物も自転車ですわ」と顔をしかめた。

　原油価格の高騰により、元売り各社の原油調達コストは軒並み上昇。７月の卸価格は最大手の新日石が１リットル当たり８円４０銭、ジャパンエナジーが１０円、昭和シェル石油が９円８０銭と大幅に引き上げた。