■12月19日補足。■
4時半から7時までとろとろと眠れたので、ちょうど良かった感じ。ここであんまりしっかり寝ると、夜、寝つけないと困るからね。これで12時か1時まで、そこはかとなく眠い感覚を温存してみせるぞ!
子どもんときから寝つきの悪い方だったので、睡眠リズムの苦労は今に始まったことじゃないんですが、35くらいまでは一度や二度宅配便で起こされても、さっさと二度寝、三度寝ができていたんですよね。いや、若いときなんか、起きなきゃいけない所で二度寝して、人との約束を破ったり、何度も大変なことに(笑)。
それだけじゃありません、私には、二度寝で「さっきまでの夢の続きを見る」という特技だってあったんだ。いや、まあ、おもしろい夢、続きが気になる夢のときに限りますが。それも、大事な用があろうが、睡眠が十分に足りていようが、夢がおもしろいと「続きを見たい!」という誘惑に勝てずに二度寝してはヒドイ目にあってきたものですが。
なのにこのごろ、途中で目がさめてしまうと眠りに戻れなくなりましたねえ。それも、これがまた途中でよく目がさめるんですわ。足が冷たいとか、お手洗い行きたいとか、ささいなことで。そのくせ、耳が折れ曲がってるとか、腕が下敷きになってるとか、頬の内側を噛んでるとか、どうしてそういう肝腎なことで目が覚めないんでしょう(笑)。まあ、そこでも目が覚めてたら、よけいに起きちゃうから、これでいいのか。
夫がまた何やらコンビニで目新しいスナック菓子を買ってきました。
日清シスコの「
海旨・梅かつお味」(カップの青い方)。じゃがりこみたいにカップに入ってて、三角形の揚げ煎餅みたいなものです。主原料は澱粉とショートニング。これ、揚げたときにプーっとふくれるんでしょうね、風船のようにはちきれそうになってるのに中は空洞。ほとんど空気のためにトラックや倉庫や店頭のスペース取ってるのか、っていう感じの食べ物です。
まあ、それはともかく、その容器に不思議な注意書きが。
カップから直接お召し上がりになる際のご注意
、勢いよく吸い込みますとのどに詰まる危険性があります。
、適量を口に入れ、お召しあがりください。
、小さなお子様には特にご注意ください。
カップに口をつけて、天を仰いで飲む人のことを想定してるみたいだけど、1個ずつ指先で口に運んだって、勢いよく吸い込んだら危ないのも、適量を口に入れないといけないのも同じだよね。ジョージ・ブッシュさんだってプレッツェルをのどに詰めて有名になったけど。でも私、この手の乾き物のカップに口をつけて食べる人ってあんまり想像つかない気がするんですが。
最近、「裏モノ日記」のタイトルの駄洒落がツボにはまる日が多いのが嬉しい。たったこれだけのことで幸せになれるんだから安上がりなことよ。
■12月19日■
昨夜、早く寝ようと思ってたのに、なんだかココロが千々に乱れてたら、いつまでたっても眠れないまま、結局、朝になってしまいました。いい年して、ナニやってんだか……。
それでも、朝の8時すぎて、ようやく眠気の神様をつかまえたので、「おしっ、夕方4時半まで寝てやるっ!」と勢いつけて布団をひっかぶった。遮光カーテンの隙間は丹念にふさぎ、玄関の電燈も消し、「行くぞ〜〜〜〜!」といって眠りについたのに。ペリカン便に起こされたのは10時40分。ううう。それから寝直したいのに眠れないんです。
ああ、私って時間が4年前で止まっちゃってるんだって思い知らされたきっかけがこれ。
国内SFファン度調査と
翻訳SFファン度調査。私は元から多読・乱読ができる方じゃないから、もちろん4年前以前のでも読んでないのが多いんだけど、4年前までのはタイトルだけでも「おう、」と思った覚えがあったりするしね。でもここ4年のは「そっか、こんなの出てたんだ……」になってる。
多読はできないと言いながら、なら精読するのかっていうとそうでもなく。ハマるのがあったら、ただひたってるだけで、精読になってるわけではない。精読っていったら、やっぱ、こういうのをいうんでしょ。わりと最近知ったページだけど、高橋明彦氏の「
漂流教室玉の小櫛」。私にはこれはできませんわー。「供犠のナラトロジー」なんてうぷぷぷな副題に騙されてはいけません。ちゃんと諸本校合からやってる。まじめに頭が下がる。てゆーか、こういうの見てしまうとフツーのファンサイト(学問系蹂躙型を装いつつ実質は読み手の個人史)なんか閉鎖したくなるよ。ま、やってることが別々なんだから、住み分ければいいんだって頭ではわかってはいるんですけどね
(いや、個人史やミーハーがレベル低いって意味じゃないですよ。ただ、客観性が低い分、共有する意義に乏しいなあと)。
ちくま新書の長尾龍一『
憲法問題入門
』(笑わないでね♪)を買おうと思ったら、「現在お取扱いできません」になっていた。がっくし。
こないだアマゾン(日本の)でまとめ買いしたとき、アマゾンより出荷日数の短いやつはbk1で買おうと思って買い物カゴに入れといたのに、レジ行ってみたらbk1のパスワード忘れてましたよ。情けないったら。
12月17日の
iriex diaryによると、矢野顕子が「
さとがえるコンサート」でRCの「多摩蘭坂」を歌っていたとのこと。この日記の筆者は、「多摩蘭坂」は初めて聞いたと書いてた。
もうじき夕方。少しでいいから寝られないか、ちょっと横になってみます。
■12月18日補足。■
ここんとこ、ちょっとばかりウツなんですよ。ストレスのせいなのか、体調のせいなのか、何かイロイロと喪失体験がつづいたせいなのか、はたまた気候のせいなのか、その辺はわかりませんが。でも、負けてられないしねー(笑)。オトナなんだしねー。働いてるんだしねー。仕事あるんだしねー。
昨日今日、光で頭痛がキツくなるからってんで部屋を暗くしてるものだから、家の中はなおさら景気が悪いっす。まあ、熱あるのに冷えたらいけないからって、散歩を休んでるのもいけないんだろうな。
それでもねぇ、これから先のことも考えて、引き出しをふやすため、勉強の範囲を広げる努力はしてるんですよ。あーんなこととか、こーんなこととか(笑)。本もたくさん注文したしね。アマゾンは何かクリスマスギフトラッシュで処理が遅いみたいですが。
昨日今日はちょっと、メールソフトの白い画面を見るのがおっくうで、メールの授受は最小限モードなんだけど、頭痛が良くなったら、こないだから誘われていた別のML(多種別の障害系のです)にも入ろうっと。一昨日は、また別のML(カルチュラルスタディーズ寄り、かな?)に、ヨソでの友だちを紹介して連れこんだし。
最近、ブックマークを削除したり、あまり役に立ってないメルマガの登録を解除したりと、何かと整理する一方だったから、少しは増やす方もしませんとねぇ。
■12月18日■
昨日は一日、痛みに耐えるため、全身を固くして丸まってたせいか、何かあちこち筋肉がこわばっております。歩きかたも変なので、何かアシモになった気分だ。転ぶと
こうなりそうな勢い(あ、ネタ元は
ココです)。いえ、わが家の床にこんな転びかたのできるスペースなんてありませんけどねっ。ええ、ありませんとも(と、ツッコまれる前に言っておく)。
今日は頭痛はたいしたことないけど(リタリンを休んだせいもあるかも?)、光を避けたくて紙の上で仕事してます。シャーペンで紙に原稿を書くなんて久しぶり。この日記はさすがにキー打って書いてるけど、多少の誤変換は勘弁。あ、音声で聞いてる読者にはあんまり影響ないかも?
そうそう、11日〜12日のところで、「がら空きの中央線で帰宅」と書いたら、ちょっと鉄の入ってる方からツッコミが。
ご本人の許可が得られたので引用すると、「それをいうなら近鉄東大阪線で帰宅と言うべきです。大阪市営の中央線は長田までです」ですって。ハイハイ。さらに、「隣接他県民のくせして、沿線住民を僭称する気ですか?」と、言わんでもいいひとことが(笑)。
あのねえT田君。いくら府下だからって、泉州の南端近くの君に言われたくありませんよ。去年まで私が河内の南の方にいたころは、ふたりで「キタに出るより和歌山県に行く方が近い海山コンビ」って一緒にギャグネタにされてた仲じゃないですか。それが、私だけ市内へのアクセスがぐっと便利になったからってんで、嫉妬してんじゃないのォ〜?
そのほか、鉄分不足が心配な中央線沿線住民からは、「中央線って、大阪にもあるんですか!」ってお約束な反応もちらほら(笑)。ええ、そちらの中央線とは全然雰囲気が違いますがね! 私はその昔、友部正人の「一本道」(『にんじん』所収)の中の「ああ中央線よ空を飛んで あの娘の胸につきさされ」って歌詞を聴いて、まるっきりとんちんかんな風景を思い浮かべてたもんですよ。
『にんじん』っていえば思い出しちゃった。「西の空に陽が落ちて」だったっけ? 後ろの方に入ってたヤツ。哀しいね。もうすぐ冬が行列で、って。まあ私、本当は冬って好きな季節なんだけども。
最近、まるでシンクロのように複数の人から同じ映画の名前を聞く。それも、新しい作品でも何でもないのに。『
Denise Calls Up』 (1995)。向こうでもマイナーだったみたいだし、日本でも紹介されてなさそう。おもしろいのかなー。
今日は夫が忘年会でご飯がいらないそうなので、楽。コーヒーとヨーグルトとリンゴくらいでいいや。
■12月17日補足。■
と思ったけど、もう、丸まって目をつぶってる以外、何もできず。かといって夜ちゃんと寝てるんで眠くはないし、ずっとフトンの中で丸まって目をつぶったまま1日起きてすごすことになりました。
この状態だとイロイロ考えてしまってねえ。もう何年も前に死んでいった知人たちのこと、ごく最近亡くなった知人たちのこと、まだお元気だけれどもかなりの高齢で、長らくお会いしていない方のこと、若いころライブに通い詰めてたアマチュアバンドのこと、今はないPC-VANで出会った人たちのこと、いつのまにか404になっていたサイトのかずかず、消えていったBBSやチャットですれ違った、また会えると信じていただけにメールアドレスも交換しなかった人たちのこと、今はない飲み屋、今はない画廊、今はないライブハウスのこと、廃刊になった雑誌たちのこと、手に取らないうちに絶版になった本たちのこと、人口減でなくなってしまった母校のこと、そして、震災で様変わりしてしまった神戸の街のこと。
夕方、体温を測ってみたけれど、わずか37度2分。熱っていうほどのこともないし。ただ、あるくと足の裏から振動が伝わるんで、すり足になって、まるでスローモーションのようになって歩いております。
晩ご飯は昨日の鍋の汁で冷凍イトヨリを煮ます。一緒に煮るのは大根の皮とニンジンのセンギリ(太さを揃えて刻み、冷凍してあったもの)、白キクラゲ、焼き海苔、海草ミックス。輸入キムチと、夫の買ってきてくれたハムがあるから、あとはごはんを炊くだけでいいよね。イトヨリがスープ煮なので、汁物はお休み。
■12月17日■
起きたとたん、なーにーこーれーってな頭痛。熱も測ってみたけど37度4分でたいしたことないし。まあ、無視して仕事でもしますかな。
■12月16日補足。■
そういえば昨日は書かなかったけど、昨日は鍋でした。安い日にまとめ買いして冷凍してあった鶏で、水炊き。そのときの具が中途半端に残ったので、今日は再び鍋。こうして鍋はつづく。今回は2晩で終わりの予定だけれど。
先日、
市民政調の登録フォームが送れなくてしかたなく事務局にメールした話を書いたけど、本日、郵便で登録完了のお知らせが来ました。めでたしめでたし。さあ、なくさないようにしなくちゃ……。紙をなくすの、大の得意だもんね。
アマゾン(本家)はどうも在庫状況にくらべて発送予定日が遅いなと思ったら、駆け込みのクリスマスギフトシーズンだったんですね。
きょうは月曜日で、スピリッツの発売日だけど、「ペット」が休載の日だと思うと、なんだか月曜日らしい気がしない。
ドクターズ・コスメの美容液「オバジ」って……。私の知り合いで、とーってもきれいな女性が使ってるので、きっと悪くはないんでしょうけど、この語感、スキンケア製品の商品名としてどうかと(笑)。外国の製品だから日本語世界での語感まで考えてられるわけないんですが、カワイソウに、名前で損してないでしょうかね。別の女性少なくとも1名から「私、名前でヒイてしまって買わなかったー」って証言を得てるんですが。
あ、ちなみに、その人は「オバジC」ってのと「オバジK」ってのを使ってみて、Cは効果あるけどKはいまいち〜と言ってましたです。
■12月16日■
今朝は少しゆっくり朝寝したら、37度まで下がっておりました。筋肉や皮膚はあちこち痛いけど、もうそろそろ復活してもいいよね? 外出以外は。
唐沢俊一氏の「裏モノ日記」のタイトルのダジャレがわからない(つまり元ネタを知らない)日があると、とってもくやちい。その代わり、すぐにあきらめがつくので後は引かないけど。しばたたかひろ氏のOHP日記のタイトルのアナグラムや誤変換がわからないときは、べつに悔しくない代わりにいつまでも頭に引っかかって困るのとは対照的。
検定外中学校理科教科書1年の巻、『新しい科学の教科書I −現代人のための中学理科−』(文一総合出版)は1月に発売とのこと。楽しみ。
新潮社が来春から新書を出すんだって。……って、これも3日も前のニュースだし(笑)。でもさ、個人の日記で速報性競って何の意味がある? 私はなにも、日記のネタを探すためによそのサイトを見てるわけじゃないしね。
オランダの国立美術館に、スキポール分館が! おお、これで乗り継ぎの人たちが美術館に行けるってわけね。そのほか、KLM、座席占有率向上/アムステルダム港、カカオ取扱量を維持/アーホールド、米アレンフーズを獲得/フィリップス、人員カット/KLM、アリタリアに賠償金……。薬、効いてきた。仕事しよう。やっぱり、頭痛が残ってるのにリタリン飲んだのはマチガイだったかも。ううう後悔。
■12月15日補足。■
私にはどれくらい効くものかはわからねど、何もしないよりはいいだろうってんで、「お茶でうがい」ってのをはじめました。こういう身近な食品等を使う健康法ってマユツバなものも多い(だから私はとかく鼻で笑って無視しがち)。でも、マユツバ情報が多いのは、あくまでも、実証されてなくても身近さに話題性があって広まってしまいやすいから。つまり、逆に、たまたま材料が身近な食品だからってだけで「効かない」証拠にはならないはず。幸い、お茶はたくさんあまってるので、飽きるまでor効かないなと納得するまでor忘れるまでは続けます。
サザンカの開花時期について。同じサザンカといっても、品種に3系統あり、それぞれ開花時期が違うんだとか。サザンカ群が10〜12月、ハルサザンカ群が12〜3月、カンツバキ群が11〜2月とのこと。うーん、近所でよく見かける(つまり、どこにでも生えてる)、紅茶っぽいニオイのするやつって、どれなんだろう? 10〜12月にしては、咲いてないんだよね、まだ。
たくさんの品種のサザンカが一度に見られる(匂いがかげる)といえば、愛知県稲沢市にある「愛知県植木センター」の「サザンカ品種見本園」。あ、だけど、
このページによれば、同じ稲沢市に「稲沢植木センター」というのまであるみたい。ヤヤコシイ……。いちど行ってみたいけど、間違えて違う方へ行かないようにしなきゃ。うーむ、
バスも調べてみたけど、何か行きにくそう。
きしめんケーブル。でもこの写真、どこまでがケーブルなんだろう。全部そうなのかな。
熱もだいぶ下がってきて、今日はときおり、37度を切る時もあったくらい。明日こそは復活できるよう祈りつつ暖かくして早寝。
■12月15日■
最近、洗濯機のこまかい不調が多い。糸くずフィルターの掃除忘れで警告サインってのは数日前に初めて経験したし、今朝は何と「給水口フィルターを掃除してください」という警告が。給水口フィルターなんてものの存在自体、知りませんでした。5年間、一度も掃除したことないです。それ以前に、掃除しようにも、防水パンの中に置いたらうしろは壁ぎりぎりで、外すスペースないんですが。とりあえず、蛇口を前より大きく開けて、水圧上げて再スタートを押してみました。動いたけど、次に引っ越しするまで、もつかしらん。
やはり、電話スキルの無さにアタマをかかえることに。簡単な時から少しずつ練習しながら、当面は無理をせずにメール中心でいこう。この場合、問題は電話でのコミュニケーションがヘタうんぬんってことじゃなく、電話をがんばるべきときと、メールですませていいときの見きわめが正しくできないこと、思いついたときに衝動で電話してしまうことの方にあるんですよね。
いまごろ、戸山サンライズでは第8回障害者政策研究全国集会が開かれているはず。行ったひと、いろいろ教えてね〜。
大阪・天満橋のドーンセンターではもうじき、辺見庸講演会『「鵺(ぬえ)のような全体主義」を越えるには』が始まる。つつがなく終わりますように。ところで、最新情報によると、どうやら500人集まりそうとのこと。
アメリカで少年ジャンプの英語版が発売されるとは聞いていたけど、いったいどんな体裁になるのか、どんな場所で売られるのか、などなど、いまいちイメージがつかめなくてギモンがいっぱいでした。今んとこ、
こうなってるみたいです。意外だったのは、裏焼きにせず、右からそのまま読む形(つまり左開き)をとってること。へえー。もうジャパニーズ・マンガのキャラクターは全員左利きになったりしないんだー。
おう。一夜明けたら静かになりましたね、某難解学術系ML。ふう。安心して未開封一括削除の刑じゃ。え? 怖いもの見たさで覗いてみないのかって? そんな趣味ありませんよぉ。私は側頭葉は丈夫(っていうのか?)なつもりだけど、なにぶん、辺縁系に悪いからね。
「ストーカー」って言葉が日本で定着したのって何年くらい前からでしょう? 用語が定着する以前は、ストーカーを扱ったホラー小説や映画なんかの紹介文も、きっと今とは違ってたはずだよね。何てったって「ストーカー」というべんりなことばが使えないんだから。
いや、ストーカーの話をしたいわけじゃなく。「ストーカー」がカタカナ日本語として定着することによってメイワクをこうむった用語があるんじゃないかって話です。それも、市場の広さからいって、「ストーカー」ほどメジャーになりようがなかった用語が。
つきまとうストーカーは"stalker"。そのほかに、"stoker"って言葉があります。これ、元はと言えば蒸気機関に石炭をくべる人のことを指したみたいですが、二人乗り自転車(タンデムっていいます)を楽しむ人たちの間では、「動力専門」の乗り手、つまり、ハンドルを握らない方の席に座って、ひたすらペダルをこぐだけの人のことを「ストーカー」っていってたはず(ちなみに、ハンドルも操作する人は「キャプテン」といったり「パイロット」といったり)。
その昔、まだインターネットがなかったころ(そして、パソコン通信もそんなに普及してなかったころ)、輪転機やゼロックス、リソグラフなんかで刷られたミニコミをたくさん置いてる喫茶店なんてものがありました(今でもあるのかな?)。そういう場所の一つで手にしたニューズレターの中で、二人乗り自転車の楽しさを広めようとしている人が、「1日ストーカー募集」「最初はとりあえずストーカーとして、タンデムを体験してみませんか?」なんて書いてたのを見たことがあります。
それから時は流れて、もう一つの「ストーカー」が一般用語として普及してしまったいま、タンデム自転車を愛好する人たちの間では、いったいどんなコトバが使われているんでしょう? そう思って、「タンデム」と「ストーカー」で検索してみたら……。
やっぱり「ストーカー」は「ストーカー」でした。
ところで、こうして検索してみて、意外なことが明らかに。自転車だけじゃなく、ハンググライダーにもタンデムってのがあるらしい。こちらはストーカーじゃない方はもっぱら「パイロット」。ま、当然だよね。だけど、ストーカーは動力供給してるんでしょうか。自転車のこぎ手とくらべると、蒸気機関に石炭や薪をくべるって感じとは少し遠ざかってる感じがするんだけど。
と、ここでふと思いつきました。「ストーカー」という響きで(あるいはカタカナ表記で)誤解されるのをきらって、「ストーカ」「ストウカー」などの表記を採用した人たちっていないかしら? そこで、同じGoogleで「タンデム」「ストーカ」にして検索してみたところ、「48件ヒット、12件表示」。「タンデム」「ストーカー」だと、「273件ヒット、196件表示」。まあ、もちろんこちらには、つきまとう方のストーカーも含まれてるわけですが、それを割り引いたにしてもかなりの差。「ストウカー」「タンデム」と「ストウカ」「タンデム」では、共に1件もヒットせず。
やはり、「ストーカー」が圧倒的に優位でした。あと、「パイロット」と「キャプテン」の使い分け分布、「ストーカー」の説明として「つきまとい行為のストーカーとは別」とか「つけ回すストーカーと似てますね」とかいった言及の有無とか、いろいろ興味ひかれる点はあったんだけど、この辺で時間切れ。特に後者は、初心者むけのページや、自転車愛好者がそうでないお友だちなんかの目を意識して作る個人ページでは登場しやすいけど、もともとハマってるファン同士のページには必要ないなど、想定される対象読者層によって変わってくるから、単純にページ数を出しても意味がなさそうだし。
ところで、タンデムでストーカーっていったら当然後ろの席でしょ? って思う人が多いと思うけど、そうじゃないのもあるんですよ。リカンベント自転車って聞いたことあります? シートに背もたれがついてて、仰向けに寝転んで座るタイプの自転車です。んでもって、タンデム自転車の中には、「セミ・リカンベント」といって、ふつうの自転車とリカンベント自転車をくっつけたような形のがあるんですよ。この場合は、キャプテンがうしろ(こっちはふつうにまっすぐ座って乗るタイプ)、ストーカーが前(こっちがリカンベント)なんだよ〜。画像、ありました(
1、
2)。これ、前に乗る人が背が低くなるから、ふたりとも前方の景色がよく見えそうなんですよね。それが何か、見た感じステキそうだなあと思って。
■12月14日補足。■
仕事関係のお出かけから帰ってきた夫が駅前から電話をくれたので、ダイエットコークとハムをリクエスト(笑)。そう、駅から家にむかう途中のスーパーでは、かなりおいしいロースハムの切れ端を安く売ってるのですよ。いえ、切れ端といっても、刻みハムじゃなく、薄切りしたときに破れたやつとかね。
あ、
苺が復旧してますね。って古すぎ? よく見たら復旧したの2日も前だし。
某学術系MLの荒れように呆れて、届いてもチェックせずにいたら(うちはプレビューもしない設定になってる)、聞いた話だとその後ますますひどくなってるとのこと。未開封のまま一括削除の刑決定(笑)。
明日は辺見講演会。賛同費は払ったけど行けるかどうかはわからないので、賛同費と引き換えに送ってきた前売券は人にあげました。行けそうだったら当日券で入ろうと思って。でも、明日は家で休養と家事と勉強の予定です。
■12月14日■
朝、体温は37度4分。風邪引いてるんだし、買い物には行かない方がいいと思うし、その分仕事もしたいから、今日は、ある物を食べる日。朝はいただきもののみかん。昼はヨーグルト、これまたいただきもののりんご、それに子ブタ注意報の味噌ラーメン風味。
夕食のメインは、ずっと昔に珍凍したマグロのすき身。キノコと茄子をショウガ醤油で煮た中にマグロのすき身を入れて即、火を止めて冷まし、そのまま汁ごと冷凍してあったもの。マグロの身は周囲しか煮えてない。解凍してあたためて、マグロの身が中まであたたまったころにネギを入れれば、茄子&キノコ入りねぎまのでき上がりというわけ。汁ごと冷凍してあるから、マグロの身に含まれる脂肪分も空気に触れていない。
メインは作らなくても食べられるので、昨日までの連続おでんの汁を消費するため、切り干し大根を煮ることにする。大量に煮て珍凍すれば、5、6回分になるはず。
「燕尾服」って、塩ビか何かでできてそうな名前だとは思いませんか? 塩ビで作ったらさらに徹底。ああ。オヤジギャグレベルだなー。でも、まぢでそう聞きまちがえたりしない?
擬態する虫さんたち。
今日も、昨日に引きつづき、本を注文するため、ネット書店のサイトをうろうろ。とは言っても、今日は人に贈るため。それだけに選択に気を使う。アタマ痛くなってきたんでとりあえずツバだけつけておいて休憩。アタマが痛いのは某学術系MLのせいだろうか?
本といえば、私は1/3くらい自宅、2/3くらい仕事場で原稿を書いてるんだけど、自宅から仕事場までは徒歩2、3分。夫は自転車通勤で、職場まで10〜15分。そう。ふたりとも、通勤時間に電車の中で本を読むことはできない環境にいる。
「電車の中で本を読む」とか、「寝る前に本を読む」とかいうのは、それ以外の読書とはまた別の体験だという気がする。体験っていうより、「この場所ではこれをする」というように生活のリズムに織り込まれることになるから。
通勤で電車に乗るとなにはともあれ本を広げる習慣のある人と、そうでない人(電車では他のことをする人、電車通勤ではない人、通勤しない人)とでは、5年、10年とたつ間に、何かしら蓄積量が大きく違ってくるのではあるまいか。それを思うと恐ろしくなったんですよ。いや、何も、コムズカシイ本にかぎったことじゃなく、剣豪小説やミステリだって同じことで、「この時間になればこの場所で必ず本を広げる」という時間があるかないかの話。
毎日ちびちび読む読書と、あるときテーマを決めてまとめ勉強する読書とは全く別のものだしね。先日、まとめ勉強用に経済学の本を大量注文したばかりなんだけど、ちびちび読書も必要だなー、それとは別に。私は電車通勤をしてないわけだから、電車通勤をしてる人と同列に立とうと思ったら、その分、意識的にそれに相当する時間を確保し、スケジュールに組みこまないといけないってことです。ちょっと考えよう。寝室の照明とか、就寝時間のリズムとか、そういうことまで含めて。
唐沢俊一氏の「
裏モノ日記」の14日のところに、大塚幸代氏のサイトを見に行った話が載っている。しりあがり寿氏が『わし ズム』に作品を載せていることについての大塚氏のコメント、それに対する唐沢氏のコメント、どちらも面白い。なるほどー。
この日記はいつからだろう、自分で自分を戒めるため、鼓舞するために、気分がダレてくると読むことにしている。とにかくあっぱれな仕事量。「ほらー、やっぱこれくらい働かなきゃダメなんだよー」と自分に言い聞かせるためにね。とりわけ、たった6枚の後書きができなくてグダグダしているときに著効(笑)。最近は(って、ここ1か月ほどかな?)タイトルのダジャレがツボにハマる確率が高くて嬉しい。
■12月13日夜。■
職場の宴会に出ていた夫が、残り物をもらって帰ってきてくれました。サンドイッチ2切れ、エビ餃子2ヶ、寿司、天ぷら(エビ×2、さつま芋、かぼちゃ)。わーいと言って食べる気になったってことは、食欲の方は問題ないみたいですね。体温は37.7度。
■12月13日■
1日、原稿も外出もあきらめておとなしくしていたのに、まだ治りません。と言っても、電話したり電話を受けたりメール書いたり事務仕事したり資料(といっても本ですが)を注文したりと、頭は使わない代わり、気を使う作業はかえって多かったかも?
何となく気が重くて延ばし延ばしにしていた件も連絡したので(しかも超苦手な〈
電話〉! さらに、この方とは電話でお話しするのは初めて!)、本当にこれで休養とよべるのかどうか(笑)。だって、今回熱が出たのは、文芸批評の勉強会で頭を使いすぎたせいかもしれないっていうのに(知恵熱か?!)
でも、熱を口実に原稿書きを放棄して、他の用に集中できたおかげで、先延ばししていたこともいろいろこなせたので、とても嬉しいです。
自信がなかった電話も、電話の前でキョーツケしてしゃべってましたが、私が緊張のあまりしょっちゅう絶句しても、先方は電話慣れしてらっしゃる方らしく、巧みに誘導してくださるので、あまり天使が通り抜けることもなく、とりあえず格好はつきました。
言いたい内容がちゃんとコトバにできたかどうかはまた別の話ですが、こればっかりは私が言わない限り、相手の方のフォローではどうにもならないし。今日は衝動的に電話に飛びついたんですが(勢いに乗らないかぎり、なかなか先延ばしには勝てないものですから……)、今度からはちゃんと、言うことをメモって、練習してからかけようと反省しました。犬のお巡りさん(と言っても先方は女性ですが)に事情聞かれる子猫のようで(と言っても私の方が年上なんですが)、社会人として情けないったらない。
何か、私が要領を得なかったばかりに、40分を超える長電話になってしまって、しかも、その中の何分を「えーーーーーっとおーーー」「あー、そういう意味ではなくってですねえーー、」「あー、うー」で消費してしまったかと思うと、申し訳ない思いでいっぱいです。その方の月給は知らないけれど、時給に換算したら、私の「あー、うー」のために、ほかの方々の貴重なお金をどれだけ無駄にしたことか……。
この辺は、「自閉症だから」では言い訳にならないと思うんですよね(もちろん、「熱があったから」なぁんてのはなおさら言い訳になりまっしぇ〜ん)。会話のテクニックは磨けないにしても、要点をまとめてリハーサルしてから電話するとか、最初からメールにしちゃうとか、(さらには、熱の出てないときに電話するとか(笑)!)工夫のしようはいくらでもあったわけですから。それができなかったのは、衝動に任せて勢いで電話しちゃったからなんですよね。今しないと、また先延ばししてしまう! と思って。やっぱり、自閉とADHDが同居していると、なかなかバランスとるのって難しいです。
相手の方が電話のテクニックに非常に長けてらっしゃる方という感じがしただけに、なおさら差を見せつけられてしまった今日でした。
とーか何とか言っていたら。勉強のために入ってる、某学術系のMLでは難解な投稿が続いているし……(-_-;) また知恵熱出そうだから、元気になるまで置いとこうかな。
■12月12日■
遊びに行くどころか、布団にくるまってます。熱といっても37.4度しかないんですが、どうしようもなくだるいです。
おいしいお豆腐や水餃子でビールでもと思っていたのに、今日の晩ご飯は夫に買ってきてもらったウィダーinゼリーと杏仁豆腐になりました。まったく、ちょーっと庶民の街に出たから何だっていうんでしょ。これだからお姫さま育ちは(間違い)。
二の腕に寒気を感じるので、こないだ買ってきた貼るカイロ(30コ入りで550円)をシャツの両袖に貼ってるんですが、一度カイロを貼ったシャツを脱いで、再び着るときって、なかなか着にくいものですねー。カイロの付いてる部分が重くなるから、下に回ろうとするんですよ。あれ、あれ、と考えながら袖を通しました。
おもしろい植物ーー。まるでアリマキでも付いてるみたいだ。
というわけで、おやすみなさい。
■12月11〜12日■
昨日の勉強会は刺激的でしたが、久しぶりに人ごみに出て疲れました。珍しく声出してしゃべったし(というかしゃべりまくってたし)。
いろいろと話が脱線して、それぞれの昔の話(若かったころの話)になったりしたせいなのか、それとも、場所が昔よく来た一帯だったせいか、あとでホテルに帰ってから、自分のルーツだとか思い返してしまいました。また、久しぶりにレトロスペクティヴ・モードに入りつつあるのかな。メンバーの中には、
『教えて私の「脳みそ」のかたち』(, bk1, )を読んでくださった方も多くて(ありがとうございます)、その中にはほんのちょっとだけ昔話も出てくるものだから、何かいろいろからかわれてしまいました。ふふふ。
しかし! 扇町公園がえらく様変わりしてたのには驚き。あと、北野病院がえらく大きな、しかも変な形のビルになってて。関西テレビも初めて見たし、何か記憶の中の景色を上書きされた気分。まったく、浦島太郎ですな。ああいうのって何か侵襲的ですね。でも、環状線の天満駅とか、ガード下とかは変わってませんでした。堺筋本町も変わってませんでした。私はずいぶん変わってました。体力なくなったよ。その分少しは賢くなっているといいんだけど。
朝食は食べずに、早朝の船場を散歩して、がら空きの中央線で帰宅。しっかし、大したことしてないのに、たったこれだけのことで寒気するし、熱っぽいんですけど〜。ホントに体力ないやつ。今日はがんばって原稿書いて、後で遊びに行こうと思ってたのにな。あきらめるしかないようです。ま、遊びに行くのキャンセルになった分、よぶんに仕事できると思えば、いっか……。
■12月11日■
うふふふ。夫のボーナスが出た! お疲れさまでした&おめでとう>夫。
私が名誉団長を務める(って、名誉職だから何もしなくていいんだが)
珍凍団の
掲示板にはすでに書き込んだんだけど、うちの郵便受けにすかいらーくのやってる「ルームサービス」チラシがポスティングされていて、その中にこんな冷凍弁当の紹介がありました。リトルライムのヘルシーパレット。ごはん別売りのオカズだけなので、お惣菜の詰め合わせと言った方が近いかな? ヘルシーパレットのページにリンクしようとするとエラーになるので、ルームサービスの
メニュー検索ページにリンクしますね。
ただ残念なことに、すかいらーくの配達区域内の人しか対象にならないらしく、団長の
とらりーぬ氏は近所に店舗がないため会員登録できなかったとのこと。たとえ冷凍メニューであっても通常の出前と同じ扱いなんですね。
ところで、うちに届いたチラシには書いてあったのに、サイトにはスペック情報が載ってません。製品のサイズは18cm×18cm、厚さ3cmとのこと。まとめて購入する客のことを考えると、サイズ表示は重要だと思うんですが。
さて、
珍凍団の
BBSにこの情報を書きこんだところ、団長の
とらりーぬ氏から、お返しに
タイヘイファミリーセットのリンクの書きこみがありました。けどこっちのサイトは、カタログ請求、会員登録、問い合わせ等、cgiを使ったページは軒並みダウンしている模様。復旧してないか、何度か行ってみよう。メニュー検索など、通常のページは正常に表示されます。
虫がついたように見せかけて敵を遠ざける植物。でも、こういう記事こそ、写真がほしいよなあ。
お、間があいてた
みずもり亭日誌が更新されてる。
「地図と磁石」の7回、もう出たんですね。
前々回から
前回まででずいぶん間があいたせいか、早く感じました。
『ペット』単行本発売は03年1月30日とのこと。しかし、なかなか単行本化されないと思っていたら、1巻・2巻同時発売とは。講談社がやるのは何となく馴染みがあったけど、小学館もこういうことってあるの? 何か意外。版形の情報はキャッチしてないんだけど、ワイド版だといいのにな。これまで、小学館といえばランダムハウスという無粋なニンゲンでしたが、最近じゃ小学館といえば「ペット」ってゆー回路が脳内に形成されたみたい(やっぱりほら、三宅乱丈といえば講談社っていう印象が強かったしさ)。
30日ってことは
『レタスバーガープリーズ.OK,OK!』の4(1月17日)の方が先だね。〆切前の綾を甘やかしてくれない稲造は、働く女の人をよくわかってるヨイ男だよ。あ、いや、それ以前に、レタスバーガーって言やあ次号が……、次号が……。月刊誌で「続く」なんてやらないでほしーよ、全く。それも読み切りラブコメで!
プラネテスの3はたぶんもうチェックしない。いや、質が落ちたとは全然思わない。ある意味では深みが増したのかもしれない。ただ、私のツボからだんだん遠ざかっていっただけ。いやーその、デブリ回収しながらギラギラと次を目ざしてたハチマキにしか、あるいは、デブリ回収っていう道具立てにしか、私は最初から関心がなかったのかもしれないです、もしかしたら。
それにしちゃ、「ペット」って、2話から5話までの葛藤なさそうで円満そうな地味キャラだった司が気に入ってたくせに、6話で影の部分が明かされて「ほえ、円満どころかまともに葛藤ありまくりキャラじゃないのさ!」と思い知らされてからも19話に至っても懲りずに読めているのは何でだろね?
ところで、19話の悟の
ナンパする姿にショック受けた悟ファンっているのかな? 私はどっちかっていうと、「自力で気晴らししてバランスとる工夫をしてる子」っていうこれまでの設定とも整合性があるし、逆に健全さを強調された感じがしたんですが。年が若いから未熟という意味での危なっかしさはあるにせよ、方針としては健全だよな、と。まあ、林と引き離されている不安定さからくるヤケクソは入ってるのかもしれませんが、カンチガイと反動でスピード出世を目ざしちゃった司の過剰適応にくらべたら、「よくまっすぐ育った」って感じがして、特に意外ではなかったんですよね。 そんなことより気になるのは、悟の脱色頻度ですよ。あの長さだと、かーなりマメにやらないと、すぐに「2段ちゃん」になってしまうと思うんですが。あと、服で隠れてる部分にもピアスはしてるのかな? って点ですね。とりわけ、腐女子な絵師さんたちにとっては、さぞかし心配なことなんじゃないでしょうか? 仮定で描いてしまってから、作者に本編で正式な設定(笑)を発表されてしまって、「うわーー入稿しちゃったのに!」なんて悲喜劇が起こったりしてね(それはそれで、後になってふり返ったら「時代性のあるエピソード」になるんですけどね)。
さて、今日は大阪・天満で某文芸批評の勉強会。ふつうなら日帰りできる距離だし、そんなに遅くなるわけでもないんですが、「人の集まる場所に行って、頭を使って人の発言を聞き、自分も発言する」というのと、「電車を乗り継いで移動する」というのと、2つの負荷を連続してかけることは避けたくて、大阪で宿泊。
天満、扇町あたりといえば(もっと広く、南森町から中崎町あたりまでの一帯は)、不登校学生のくせに血の気の多かった15年くらい前にたまにウロウロしていた地域なのでいろいろ懐かしい。
梅田に泊まるガラではないんで(笑)、古巣の旧東区へ下り、繊維の街の安いホテルに泊まります。ああ、日帰り圏内でしかも夜も早い時間なのに泊まるのは、早朝の散歩が楽しみだからでもあります。明朝は通勤ラッシュの逆コースの空いた電車で帰る予定。そんなわけですんで12日の午前までメールは読みません。お急ぎの方は携帯の方によろしく。
業務連絡、夫に告ぐ。おでんのお芋さんと卵、人参はまだ味しみてません。食べごろは明日だと思いますが、
味が薄いのを承知の上でなら今日食べてもいいです(その場合、なるべく小さいのを選ぶことをお勧めします)。それから、明日は
がんもどき以外、ネタを足す予定はありませんので、減っている具は計画的に消費することをお薦めします。私は昼に飽きるほど食べてるので気にしなくていいですが。
あと、明日の昼まで私は火を入れられないので、面倒でも鍋全体を完全にしばらく沸騰させてください(1回汁が沸騰した程度だと、芋やゆで卵のまん中まではあたたまりませんから)。
炊飯器のごはんは今日1回分を想定してるので、気にせず消費しちゃってください。ごはんの友用として、芥子明太子を半腹、解凍してます。解凍のためテーブルの上に放置してるので、もし食べなかったor余った場合は、冷蔵庫に入れてください。
年賀はがき、テーブルの上に置いてます。120枚入ってます。普通紙です。
■12月10日補足。■
一昨日以来、おでんがしばらく続いております。ダシはそのままで、ネタを足していく方式。あー楽。珍凍した食品はそう簡単には消費しないぞ(笑)。
市民政調のオンライン登録フォームに蹴られ続けだったので、昨夜、事務局あてにふつうにメールを出しました。どうなりますことやら。
あすは某文芸批評の勉強会。仕事が詰まってる中、無理をして行くのだから、有意義になりますように。というより、有意義にしてやるぞ。時間の元をとってやるぞ。夫にはおでんを食べててもらうぞ。
■12月10日■
私もこれから少しは、叩かれることとか、ないことないこと(笑)書かれることとか、偽物さんが現れたりすることとかに、慣れて行けるのかな……。慣れていかないと、本の表紙に名前をさらす仕事をやっていく上で不利だと思うし。
少なくとも、経験値が上がることで、以前に経験したケースとの類似性に気づける確率が上がったなら、「いやぁなキブンになるだけであって、実害のないケース」を識別できるようになると思うんですよね。
そういう意味では、少しは学習はできてるような気もする。以前、私は実在の人物ではないっていう書き込みをあちこちで見かけたことがありました。私は別の同業者が販促のために作った架空のキャラにすぎない。私はその人の別ペンネームなのだ、云々という趣旨だったのだけど、この書きこみを見たときは、「あっそうかぁ、そうだったのかー」と思って、私ってもしかして、いなかったのかもしれないね、そうか、やっぱり生まれて来なかったのかも? なんて思ってしまったものだった。
いや、もしもその「別の人」が全然知らない名前だったら、「私は生まれてきてなかったんだ」ではなくて、「へえ、私の本名はBさんっていったのかあ。こっちのが今の名前よか断然かわいい。得した」とか思ってたと思うんですよ。そう、その方のお名前は、私の名前よりかわいい語感なんだもの。そして、最初は一瞬、名前のかわいさに喜んでから、その人が出たとされている学校を知らないこと、その人が前に勤めていたはずの会社がどこにあるかわからないことに気がついてから、ちょっと遅れてパニクってたと思うんですね(まあ、このタイムラグは、名前の語感は聴覚刺激そのままなのに対し、学校や会社の記憶の有無は聴覚情報を取り入れてから視覚情報の検索にかからなきゃいけない、っていう差なんですが)。
だけど、ツイてないことに、私の正体だと間違われたその方は、たまたま、私のよく知っている方だったのですね。仕事で日常的に接してる方で、電話もメールもいただくし、私はその方じゃないってよくわかってたんですよ。ていうことは、引き算したら、私は「いない」「生まれてない」ってことになるじゃないですか? そうかぁ、私が記憶してるつもりになってることって、全部、長い夢だったのかもね。だからこんなにふわふわとリアリティがないんだなあー。そんな感じで、妙に納得してしまったんでした。
それが一年前のこと。
けど、今回はだいぶ違いました。
数回しかお会いしたことのない方(それも、おおぜい人のいる所でしかお会いしたことがない方)と、「できてた」とか「遊ばれた」とか「捨てられた」(笑)とか某所に書かれているとメールで教えていただいたときは、いくら私でも、さすがに笑いましたもんね。「え、そうだったの? いつ? 何回?」と思ったりはしなかったです。「へえ、これを考えた人って、そういう展開が面白いっていう〈好み〉の持ち主なんだぁ」って思えたんですよ。
笑えたかどうかは別として、信じなかった分だけ、少しはかしこくなってるかも? そうだといいな。やっぱり、学習は、できた方が得だから。
それともアレかな、「架空のキャラだ」「実在しない」という内容なら、最初から私の持ってた実感(現実感のなさ)とたまたまフィットしてるから「ああ、そうかも」って思ったけど、セックス関係に関しては私の感覚とフィットしなかったから「ハァ〜〜? ベーキングパウダー?
(「ベッグ・ユア・パードン」のことッス。読み筋はウェインズ・ワールド)」で済んじゃっただけなのかなあ。
いえね、おなじ〈ゴシップするココロ〉といっても、本当のことを知りたいとか、裏話を知りたいとか、そういう気持ちなら、何となくわかるんですよ。単純に好奇心ってものもあるだろうし。それに何かほら、別々だったものがつながって、「わかりやすくなる」ことってあるし。予備知識って補助線になってくれるし。納得のいく心地よさって、あるし。
だけど、憶測で誤爆な内容を語って広めたいとか、最初からネタな内容を語ってみたいとか、そういう動機って何だかピンと来ないんですよね。去年の誤爆の人は、ご本人が本気で信じておられたみたいだから別に動機なんて必要ないんだけど、今回のはそんな感じじゃなくて、ただたわいないネタだったみたいなんですよ。たわいないネタだってことは、なにかしら楽しいから書こうと思うわけでしょ? 何か楽しいことがなかったら、わざわざ書かないはずって思うのね。
何かいっこ、私には、その辺を理解するのに必要なモジュールが欠けているのかなあ。
いや、別に、欠けてることを悔しいとか残念だとかつまんないとかは思わないですよ。感覚で理解できないんなら知識で補い、頭で理解すればすむことだし。それに、どんな人だって、世の中のありとあらゆる分野をカバーしてるわけじゃありませんもの。この世には、一生『北極警備隊』(三宅乱丈)を読むことなく死んでいく人もいれば、『中二階』(ニコルソン・ベイカー)を読んでもちっとも楽しいと思えない人もいるんだし。海底ってすごくきれいだろうなあと思いながらも、私は一生、ダイビングは体験しないまま死んでいくんだろうし。一生、ダーツやカーリングのルールは理解できないまま死んでいくんだろうし。
ただ、私はこれから先も、「誤爆な憶測」や「ネタ」を流されることもありそうな職業で生計を立てていく気なんだから(なぜなら他の職業で生計を立てられそうな見込みはかなり薄いし、宝くじにも当たってないから)、いちいちオロオロしないようになれた方が、絶対に楽だと思うだけなのね。
でもって、いちいちオロオロしないためには、〈誤爆かもしれないと承知の上で憶測を流したい人〉や、〈ネタと知りつつネタを流したい人〉に〈ありがちな動機〉のパターンの候補をいくつか知っていた方が、「ははあん」って思えて、有利だと思うのですよ。