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　京都・祇園祭の安全と無事を祈る「お千度（せんど）の儀」が１日、京都市東山区の八坂神社で行われ、１カ月にわたり古都を染める夏祭りが幕開けした。

　白塗りの化粧をし、振り袖にはかま姿となった長刀鉾（なぎなたぼこ）の稚児、岡沢一規君（９）と、補佐役の禿（かむろ）を務める乾満希君（１０）、植村龍登君（８）が本殿に参拝。おはらいを受けた後、関係者と一緒に本殿の周囲を右回りに３周し、安全を祈念した。

　神事初めを意味する「吉符（きっぷ）入り」も市内の函谷鉾（かんこぼこ）町などで始まり、町会所では町衆が祭りの運営について話し合った。

　お千度の儀は、祭りの見せ場となる１７日の山鉾（やまほこ）巡行で先頭を進む長刀鉾の稚児らが参拝する儀式。

　［2008年7月1日11時31分］

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