さてジャイアンは自分自身を深く分析する孤独な作業に戻ろう。
ASの「上から」「多数派を装った」発言にジャイアンが激しく刺激されるのは、ジャイアンの中心志向と関係があると思う。
ジャイアンは「中心」を志向する。この「中心」が何であるか、私はずっと考え続けてきた。
例えば表面的な高学歴偏重、ホワイトカラー偏重、公務員偏重、「家柄」「血統」へのこだわり、他人が表彰されたときの妬みや僻み、見た目の美しさへのこだわり、優秀な主婦と自分を比較するなど、「基本的に自分が一番メジャーで中心の場所にいるべきである」という志向が確かにジャイアンにはある。「自分が満足すればマイナーでもOK」という合理的なADHDとは大きく違う。
しかし同時にジャイアンは、それが不合理であることが分かっている。ここがASとの違いだろう。
だから、井戸の中で「自分がメジャー」と思い込んでいるASから何か進言されると、「上から」「多数派を装った」ということになり、「あなたからこんな風に言われたくない」という怒りが生じることになる。
ただ「私は」と責任を明確にするか、実際に多数派からの発言であればまだ冷静に聞けるが、自分が発達障害であるくせに、「中途半端に多数派を装い責任も取らないで中心のほうから馬鹿にしたような口を聞く」というのはジャイアンから見てもっとも反応させてしまう対応であるというのが最近起こったことだと思う。
この「ASが自分は当たり前に自分をメジャーだと考えている」ということが変えられないとすると、ジャイアンと平和に共存することはその時点でほとんど困難になるように私は思う。
ASが「のだめカンタービレ」の「ちあきしんいち」のように才能の面で「本当にメジャー」であれば、口だけではなく本当に偉大なのでこの問題は生じないだろう。本当に偉大な能力に対する尊敬があれば、ジャイアンは許せるのでこのパターンはうまく行く可能性がある。
しかしそれ以外に、「偉そうにもっともらしく言うから本当なのか」とついジャイアンが依存してしまうことがあり、その場合はかなり不幸な結末が待っている。
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コメント
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よくわかりました。
そうですね。だからアタマにくるのですね。
ちあき先輩のような人は一握りです。
依存にどっぷりの時から分かっています。
そういう人には生きているうちに1人も会えない確立のほうが大きいと思います。
ジャイアンは誰に言われるまでも無く幼い頃から中心志向にはまっている?!
そして、なぜ、彼が多数派の私とずっと長く交際し(本来ADHDなら交際相手を次々変えるはずなのに)依存していた(依存させてるつもりは当方には全然無いのに)のか、なんとなく見えてきました。あまり私自身を詳らかにしたくないですし自慢だと誤解されたらイヤなのですが、彼にとって私は「高学歴」「家柄」「父親がホワイトカラー役員」などの要素がポイントが高く、離れなかったのでしょう、おそらく。私自身を好きとか愛しているとかではなかったのかもしれない、かな・・・。
冷静に客観的に自分たちの歴史を振り返って、夫婦が抱えている根本的な問題を解きほぐしつつ、子供をACにしないよう前向きに頑張るしかないです。
とっても納得です
AS父を許せずでもASが大好き。
この矛盾は尊敬できるか否か、本当にメジャーであるか否かによると思います。
私が子どもであった頃は父を無条件に尊敬するしかなかったから問題なかったのですが、いつからか世の中を知ってしまうと父はメジャーではないことに気がついてしまいました
これは発達障害に限らないと思いますが。
ASの反省しない態度、謝らない態度にも相当頭にきます
もし仮にm2さんが「面倒だ」ではなく、少しでも謝罪の態度を見せたら、また話はかわってきた気がします。
ここに限らず世のメールでは主語が省かれることが沢山ありますが、そうするとジャイアンは混乱します
つっこみ所満載なメールは書かないで!!
恐らくAS達はんなこと書かなくてもわかるだろう
なんでしょうがわかりません、てば!!
最近はそれが引き金で起こるすれ違いを私は楽しんでいます
ASに指摘してもなおらないのよ。なおらないなら意味ないことはしない。合理的に考えるとこうなります。
それが責任うんぬんな問題までなるとは思っていませんでしたけど。
千秋タイプもきっと本当は突っ込み所満載なのかもしれません
どこまでジャイアンが突っ込まないでいられるか、千秋が上手くジャイアンに隙を見せずにいられるか、なのかもしれません。
あと私は「普通は〜。」
と言われると「普通って何?」て反論します。
これは相手がASだろうが多数派だろうが関係ない。
これ読むと私がつっこみ屋な様に思われるかもしれませんが本来の私はボケ役です。
では
彼は、もともと「のだめ」タイプと5年間付き合っていましたが、私が現れた途端あっさりと乗り換えたんです・・・しかし、私はどちらかとゆうと「佐々木夫妻」の律子タイプ。この相性が「仁義なき戦い」と化し、ほぼ1年弱の内に破局を迎えました・・・
私からしてみると、彼が感情移入しまくっている「千秋オレ様」は、確かに才能充満なもののつっこみどころだらけで、おまけに浮気性。ちなみに、彼が今乗り換えたのは「黒革の手帖」の米倉涼子タイプ。さーどうなる?今度こそ煮え湯を飲まされるか?千秋オレ様。と、少々好奇心を持ちつつみてます、はい。
結論。いかにメジャーでも、ジャイアンが好きなASは所詮AS。おまけに彼はクライマータイプで、次から次へと、学歴の高い女性に乗り換えるんですね~。(最初の「のだめ」彼女もかなりの高学歴でしたが、私はさらにその上、今の彼女は英国留学帰りです。)
いくら才能があったとて、性格面で難のあるASはぺけだと思う今日この頃です・・・
芸術家の”ジャイアン”に遭遇したことを思い出しました。
僕の個人的意見にひどく反発したり、権威のよりどころを詮索するような質問をしたり、自分自身でその意見を判断できないところはジャイアン故だったのかも。
なるほどぉー!というところです。
同様のさみしさを持つジャイアンが、これに喜んでついていくと見事なAS&ジャイアンカップルが出来上がる感じです・・・
私も、ASと付き合っていると、一時のさみしさから逃れられるものの、他の対人関係までコントロールされてエライ頭痛に会いました。
ASもジャイアンも中心志向があると思います。それって、やっぱり一種の「成人」していない現われ、世間と「折り合い」をつける下手さなのではないかなと、自分を振り返り見てもつくづく思います。
彼は、ただ優位に立ちたかっただけじゃないのかな。
彼の方が、社会的に認められた立場の職についていたことは前にも述べましたが、(私はクライアントでした、)結局彼も、あまりに協調性がないので、有り余る才能は生かしきれずに首になっちゃった事も、述べた通りです。
なんか典型的なASとジャイアンの図に思えます。最終的には、彼の中心志向(援助職のプライド)と私の中心志向(援助職と一緒になりたい)が、かえってガッチャンコして駄目になってしまいました。ある意味残念です。
先生のこの言葉大好きです。
というわけで 戻ります。
両親がまさに学歴、ホワイトカラー、血統にこだわっていました。と同時に子どもにも押し付けました。
AC全開で自分を抑えていましたが、成長とともに(かなりあとからでしたが)、「そんなことを重要視して何か得をするのか?」「こだわっている親自身は幸せなのか?」冷静に把握できるようになってくると「重要ではない」と思うようになりました。
私にとって親がジャイアンだったことはプラスだったのかもしれないと、今ならそう思うことができます。
「誰にも頼りたくない」ですし「自分を幸せにできるのは自分だけだ」と思っています。「私が幸せでいれば家庭も明るくなる」から一石二鳥です。
私には関係ありませんが、こういうジャイアンのたくましさがASを引き付けてしまうのかな?と思います。
今の「脳」のまま20代に戻れたなら、ASがジャイアンに寄ってくる理由がきちんと掴めるのに!!
そしてみなさんの参考になるようなコメントができるのに!!
非常に残念です。
だから、ASは世間からの見捨てられ不安の少ない「あっけらかんとした」ジャイアンに嫉妬と支配欲を感じて寄ってくるのではないでしょうか。(あくまで仮説です、理解あるASの方々、気にさわったらすみません。)
なんか理屈がとびとびですが、分かっていただけるでしょうか。
先生に、ご負担をかけることになるのが気にかかりますが。
この場に、不適切であれば、無視してください。
どうしても、疑問に思うことがあるので質問です。
まず、私の場合の中心志向が何であるのかをずっと考えていますが、今回先生が提示された内容とは違うところにあると思います。
あくまで、ふぇありーASですが。
どちらかというとこの内容は、私にとっては大嫌いな部分です。
次に、ジャイアンは生まれながらに中心志向や自己突っ込みを持っていることは、我が子を見ていてよくわかります。
しかし、その「中心志向が不合理」であるということも、元々併せ持っているのでしょうか?
私が生涯解り合えないと思っているあるジャイアン(個人です)は、中心志向は非常に強いのに、とてもそれが不合理だと思っているとは思えないのですが・・
先生,その言い方,自分に返ってくると,潔いというより悲しくなります。
本命には落ち大学名が本人・実家にとって不満というところが原因なのか、結局ルーティンワークに過ぎない企業社会で脳を持て余しているのか。
ゴールテープを切ったかのように見えた一応のサクセス人生だったはずなのに、結局砂漠の中で彷徨ったまま?
中心志向の不合理性を潜在的本能的に気付いてしまったから、苛立ち、焦り、満たされることが無く、身体症状やうつに陥りがちなのかもしれません。憶測に過ぎませんが・・・。
多数派ならば、おそらくどこかで、到達できなかった人生アイテムについて、折り合いをつけ、諦め、別の価値(趣味とか家庭とかボランティアとか地域活動とか?)やマイナーアイテムを見出して、「自分はオンリーワン」に落としどころをもってくるような気がします。そしてメンタルヘルスを保ちます。(最近ヒットした「世界にひとつだけの花」とかその他「花」系の曲の歌詞って、多数派の生き辛さにフィットしてヒットしてるけど、ジャイアン等には全く響かないのかな?)
ジャイアンは,座標系のゼロポイントが常に自分にありませんか。
それに比べて,ASは,世界のどこかに座標系を想定して,その中での自分の位置づけ,という順序をとっていませんか。
ジャイアンが志向するのは,メジャー。
ASが志向するのは,マジョリティ。
個人的に勝手なイメージでは,イチローはジャイアンかなあ?と。
ビル・ゲイツがAS系,というのはよく聞く説ですね。
私の父~おそらくASかジャイアン~も(中小企業の創立者でした)、そして例の彼~AS~も(中小病院の「お山の大将」だった)ので、そして爽快感をいつも胸に持っていたようなので勝手に感じることですが。
PS;彼に告った時、まだ予備知識は全くありませんでしたが、「ジャイアンみたい」と半分皮肉って言ったら、「いーじゃないですか~」と胸を張っていました。ははは(ー_ー)!!。
でも夫自身は、どちらかというと「ナンバーワン」より「ナンバー2のブレーンがよい」とよく言いますね、本音かどうかはわかりませんが。あと、管理職(マネジメント)はすごいストレスで現場のスペシャリストのままでありたい、というのもあるようで。「人を使う」ということが、自分の手足のように動いてくれないし面倒でイライラするらしいです。
基本はジャイアンベースなのですが、何か違う要素も入っているのでしょうね。人事考課とかすごく気になるみたいで、褒められたくって仕方が無い子どもみたいな部分も大いにあります。
「天皇家」って、考えてみたら、「血統」「家柄」の最高峰なのはもちろん、日本で唯一の本物のセレブであり、他に並ぶものの無い、わかりやすい真のナンバーワンです。それを小学校一年生くらいで直感して「なりたかった」というのですから、やはり普通の子どもではなかったのでしょうね。どんなに努力してもなれないとわかって心底落胆したらしいです(笑)。
なので、当然親だけでなく、親戚一同が高学歴偏重、ホワイトカラー偏重、公務員偏重、「家柄」「血統」へのこだわりが、濃厚な環境で育ちました。
従兄妹や実妹は、そんな環境において、(私から見て)従順に育っていきました。
しかし、なぜか私だけは、自由人であり裏表のない素直な(?)子どもで、いつも異端児のように浮いていました。
私は、自分を嫌いではありませんでしたが、いつも大勢の仲間とワイワイやっているわりに、自分のことを好きでいてくれる子(人)はいない様に感じていました。(現在も同じ)
家柄と、私の性格(人格)のギャップに、矛盾を感じ、『高学歴がなんだ!家柄がなんだ!』と家への反発が強くなり、
私は家を出て、みごとASな旦那に引っかかり、今に到っています。
しかし、結局公務員を辞めた自分、「家柄」「血統」を捨てた自分は、ASなき後、生きていき方が分からず、
「負け組み」気分で、常に満たされなさと不満を抱えて生きている次第です。
私はジャイアンではないと思うし、中心志向はないように思いますが、
ACを持ち合わせていたのか、子どもの頃に叩き込まれた、
高学歴偏重、ホワイトカラー偏重、公務員偏重、「家柄」「血統」にこだわる部分があるようにも思え、
本来の自分→「自分が満足すればマイナーでもOK」という合理的なADHDの部分とは相容れることが難しく、
それ故、生き難さを感じるのだと、今更分かりました。
自分がだんだん分かってきて、残りの人生はどうなるのか?楽しみと不安が入り混じっています。
ジャイアンではない確立が高そうですが、今後とも、このブログに参加させていただきたいと思います。
よろしく、お願します。
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