なぜ、朝鮮学校に「補助金」なのか?! 〜 学校支援の活動を一歩前に進めるための学習会 〜 08年6月29日(日) 午後2:00〜4:30 立川市高松学習館(旧高松公民館) ←リンク先に地図と交通の便があります ・学校運営の現状と課題・保護者の意見・国立,小平,八王子市民からの報告など 朝鮮学校では、自らの民族的アイデンティティを持ちながら、日本社会で共生し社会の発展に寄与する人材育成を目指し、朝鮮語による授業を基本としながら、民族の歴史や文化とともに日本の小中学校に相当する教育を行っています。 しかし学校教育法上の一条校として認められず各種学校扱いのため、国や自治体への納税義務は朝鮮学校保護者(その国籍は「朝鮮」、「韓国」、「日本」等さまざま)にも日本人と同様に課せられていながら、子どもの教育に対しては充分な保障を受けられず、財政的に苦しい運営を強いられています。 わたしたちは子どもたちの多様な教育を保障すべきであると思い、この問題についてより多くの方々とともに考えるべく学習会を企画しました。多くの皆様の参加をお待ちしています。 資料代:500円 主催:立川朝鮮学校支援ネットワーク「ウリの会」(連絡先は↓の方にあります) 終了した催し 「わたしたち(ウリ)と朝鮮学校」 2008年3月8日(土) 80人以上の方があつまり、熱心に楽しく、率直な意見交換がなされました。 ●第1部 フィールドワーク「通学路はどうなってる?」 参考:『朝鮮新報』の報道 「西東京第1初中『安全に通学できるよう』ポール、看板を設置」 ●第2部 シンポジウム「わたしたち(ウリ)と朝鮮学校」 ●第3部 交流会 |
署名運動にご協力ください 「日弁連 および 国連勧告を尊重し外国人学校児童・生徒への処遇改善を求める署名」 署名のあて先は都知事と東京の各市長です。今年3月24日の日本弁護士連合会の勧告と「子どもの権利条約」委員会の2004年勧告をはじめとする国連の委員会での勧告を尊重し、下記のことを求める署名です。 1.東京都各市においては、朝鮮学校をはじめとする外国人学校に通う児童・生徒とその保護者への補助金を未実施の市は支給すること、また実施している市においては増額すること 2.東京都においては朝鮮学校をはじめとする外国人学校への補助金を増額すること 3.東京都及び東京都各市は国に対し寄付金税制等の差別的処遇を改めるように要請すること 呼びかけ団体は 西東京朝鮮第一初中級学校PTA/西東京朝鮮第二初中級学校PTA/立川朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会 /小平・朝鮮初中級学校を支える会/朝鮮学校を支える町田市民の会 連絡先は立川市錦町4−7−12 TEL042−524−3205 FAX042−524−3226です。 ●ご協力いただける方は、上記連絡先もしくはこのメールでご連絡下さい。署名用紙を添付ファイルか何かでお送りします。 日本弁護士連合会(日弁連)の勧告「中華学校、朝鮮学校に対する指定寄付金の適用等に係る差別的取扱いに関する人権救済申立事件」はこちらのページに掲載されています。 |
立川朝鮮学校支援ネットワーク・「ウリの会」
このページは、私も参加している「ウリの会」のチラシを写したものです。
1.日本の中の朝鮮学校 日本には、全国各地に71校の朝鮮学校があり、幼稚園から大学生まで約11,000名が学んでいます。それはなぜでしょうか。その誕生から経緯、運営の実態など、多くの人はそのことに関して無知、無関心のままでいました。 日本の植民地時代、朝鮮の言葉や名前、民族の文化は、日本政府の「皇民化政策」、とりわけ「朝鮮教育令」によってことごとく奪われました。日本の敗戦によって解放された朝鮮人が、その多くが苦しい生活にもかかわらず、いち早く取りくんだのは寺子屋のような「国語(朝鮮語)講習所」の設立でした。こうして1945年の秋から個人の家や倉庫などで民族教育が始まったのです。 2.いばらの道の朝鮮学校 しかしそんななにものにも代え難い民族教育もいばらの道をたどってきました。1949年に発令された学校閉鎖令など日本政府の民族学校を否定する政策によって、一時は民族教育の道は断たれました。立川の朝鮮学校も都立学校へと強制的に移管されました。しかも1955年には一方的に都立学校が廃止され、また一から学校を立て直せざるを得ませんでした。 このように自国の言葉と民族の文化を子どもに伝えようとする民族教育の権利、学ぶ権利は、今も憲法で保障された教育権として認められてはいません。「教育を受けたければ日本の学校に入学しなさい、日本人としての教育を受けなさい」ということです。 現在朝鮮学校は、教育費の補助を受けられないので保護者の負担のみで運営されています。子どもたちも、通学の安全すら守られない困難と危険を強いられています。学校保健・保険制度もありません。給食もありません。朝鮮学校は、拉致問題等を短絡的に学校と直結する朝鮮バッシングにさらされ、なおいっそうの苦難を強いられています。 3.ウリの課題の朝鮮学校 しかしその一方で、様々な場所で様々な立場から、朝鮮学校を守り、豊かにするための運動が展開されてきました。そして、この数年のあいだに朝鮮学校の児童生徒に対する嫌がらせ事件、大学受験資格問題、保護者補助金問題などがつぎつぎと起こる中で、それに対抗する運動も生まれ、いま立川の朝鮮学校の周りには大勢の市民や幾つかのグループが集まりはじめています。 「ウリの会」は、このような市民やグループの横のつながりをつくり、運動の経験を共有すると共に、運動全体をさらに発展させるために結成されたネットワークです。 4.ウリの会の取り組み 2.共通で取り組む課題がある場合には、必要に応じて会自体が運動体として統一の行動をとります。 3.会の活動をさまざまな形で発信します。 4.まだ運動がない地域での課題に取り組むと共に、運動づくりの支援を行います。 「それ、私の課題」と思われた方、どうぞウリの会にご連絡ください。「ウリ(私たち)の課題」として共に考え、行動しましょう。 ※
「ウリの会」への連絡は構成している各団体のいずれかにお願いします。 |
△立川の朝鮮学校支援ネットワーク・「ウリの会」参加団体
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チマ・チョゴリ友の会 チマ・チョゴリを切り裂く日本人と日本社会を恥ずかしく思い、ならば友だちになろう、と朝鮮料理教室、ハングル講座、講演会、キムチ販売、朝鮮文化とふれあうつどいを府中市で1999年から続けています。 代 表:松野哲二 |
★ タリの会 小平市民を中心とするグループです。 歴史を見つめ現在の溝をたしかめながら,在日の朝鮮人・中国人,日本人が,地域で,お互いのため息や怒りに触れ合うことによって「友だち」になるところから始めたい。そんな想いで2006年に発足して,「あんにょん・サヨナラ」上映会,朝鮮学校訪問,「友だちになるための集会」などに取り組んできました。 代 表:平野慎一 |
★ オッケトンムの会 私たちは、2004年国立市での補助金廃止に反対する運動のなかで、在日朝鮮人の子どもたちを取り巻く日本社会の厳しさを痛感するとともに、差別の歴史を知りました。こうした現状を変えるために、会を立ち上げました。「オッケトンム」とは「肩を組む仲間」「竹馬の友」という意味です。現在は、国立市などに朝鮮学校への教育の保障を求めたり、地域社会と朝鮮学校をつなぐ活動を行ったりしています。 代 表:千地健太 |
★ 日野補助金減額に反対する会 日野市では朝鮮学校保護者に月5000円の補助金が出ていますが、減額されそうになりました。「このことを日野市民に知ってほしい!」と保護者等が呼びかけ、応えて集まった人たちとともに06年8月にこの会をつくりました。署名も集まり、減額を阻止しました。しかし、会は解散せず、朝鮮学校のことを知り、知らせ、補助金増額要請等の運動を進めていきます。 仮連絡先:Tel/Fax042−599−2721 メール わしお ほか |
★ 八王子助成金を実現する会 東京でも数少ない朝鮮学校への何の助成金もない八王子の地で、これを実現すべく結成されました。会には朝鮮人と日本人が参加しており、運動そのものが互いに交流を重ね、それぞれがそれぞれの立場から当事者としてこの問題をとらえ行動していくことであると考えています。これまで市への直接の要請だけでなく、広く市民的基盤を作っていこうと八王子で開催されるお祭りで出店を出したり、勉強会や映画会を開催してきました。 代 表:池田一慶 |
★ オモニ会 子どもたちの教育環境をより良くするために多方面で活動している、その名のとおり、オモニ(母親)たちの会です。 モットーはコツコツ。ちりも積もれば山となるで、学校の教材教具、設備の充実にも少なからず寄与しています。周辺の日本学校のPTAとも継続的に交流を行っています。 |
ウリの会事務局 西東京朝鮮第一初中級学校 教育会 東京都立川市錦町4−7−12 |
★ アボジ会 学校施設の補修整備に汗を流し、アボジ(父親)たちや地域社会との親睦を深め、先生や児童生徒とのコミュニケーションを図り、学校に通う子どもたちの学び舎の環境を整えて守っていくための活動をしている会です。 |