熊本市の幸山政史市長は30日、市議会6月定例会閉会後の定例記者会見で、市立熊本産院を廃止する意向について「(現時点では)基本的な考え方は変わっていない」と述べた。
6月定例会では、一般質問などで一部議員から市長の方針に批判的な意見が出たが、保健福祉委員会では議論されなかった。幸山市長は「まだまだ議会全体の考え方が示されたものではない。今後もいろいろな場面で説明して、意見をうかがいたい」と話した。
市立熊本産院について、幸山市長は定例会前の記者会見で、産院の機能を市民病院に一体化させる方針を表明。今議会の議論を踏まえて、9月議会をめどに最終判断するとしていた。
=2008/07/01付 西日本新聞朝刊=