【滋賀】完全予約制スタート 高島総合病院、公立で県内初2008年7月1日 高島市の公立高島総合病院は一日から、初診を含む外来の予約制を試験的に始める。事前に患者数を把握することで、診察の待ち時間を解消するとともに、医師の負担軽減につなげる。 再診については、すでに予約制を実施している。担当者によると「初診を含む完全予約制は県内の公立病院では初めて」という。 同病院では、八年前に四十人ほどいた常勤医は現在、二十三人とほぼ半減。残る医師への負担が重くなっているほか、患者へのしわ寄せも生じている。二〇〇六年の調査では、初診の待ち時間は平均三十分。科によっては二時間かかるケースもあった。 完全予約制で二つの問題の解消を図る。平日午前九時から正午までの診察時間を三十分ごとに区分け。それぞれ五人程度の予約を受け付ける。 半年ほど施行した後、医師や患者の意見を踏まえて完全移行を検討する。 (多園尚樹)
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