2008年6月30日 18時20分更新
北海道洞爺湖サミットを前に、テロを未然に防ごうと岡山県倉敷市の水島港に入港した外国船で、海上保安部や警察が合同の立ち入り調査を行いました。
この立ち入り調査は、来月7日から開催される北海道洞爺湖サミットを前に、テロリストの入国を防ぐため海上保安部と警察、それに税関と入国管理局の4つの機関が合同で行ったもので、30日は、水島港に入港した中国からの貨物船を調べました。
調査員は中国人の乗組員が持つ「海員証」と呼ばれる身分証を見て身元の確認を行ったほか、航海の日程や積み荷が記されている書類をチェックしました。
また、税関の担当者が積み荷の検査を行うなど、調査をふだんより強化して行い、調査員はテロを防ぐため、検査項目の1つ1つにまちがいないよう慎重に確認をしていました。
4つの機関による合同の立ち入り調査は30日、1日だけですが、それぞれの機関では、引き続きこうした調査を行うなどしてテロを防ぐ対策を進めることにしています。