アメリカ大使館に爆破予告の電話をしたとして、５０歳の無職の男が警視庁に逮捕されました。大使館では、ビザの申請者を避難させるなど、影響が出ました。

　威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは千葉県市原市に住む５０歳の無職の男で、３０日午前１０時半過ぎ、東京・港区のアメリカ大使館に電話して、「あっ、そこに爆弾しかけたから、１２時に爆発すっから」と爆破予告をし、大使館の業務を妨害した疑いが持たれています。

　男の自宅の電話番号が大使館の電話機に表示され、逮捕につながりました。

　大使館では、ビザの申請に訪れていた３０人が裏門から避難したほか、爆発物の捜索に海兵隊も投入されるなど、厳戒態勢が敷かれました。

　男は「警視庁や官公庁にも同じような電話をした」と供述、アメリカ大使館でも４日前に同様の電話があったということで、警視庁は余罪を追及しています。（01日01:54）