振り込め詐欺の被害を食い止めようと、掛川信用金庫(静岡県掛川市)が30日から、現金自動出入機(ATM)コーナーでの携帯電話の使用禁止に踏み切った。携帯電話で入金方法を指示する手口を防ぐのが目的で、全国的にも珍しい取り組みという。
ATMのタッチパネル画面に「携帯電話のご使用はご遠慮ください」という表示が浮かび、店内には使用禁止と還付金詐欺への注意を呼びかけるポスターが張り出された。携帯電話をかけながらATMを操作する客には、職員が声をかけてやめるように注意するという。
同信金の佐藤基幸業務部長は「顧客を振り込め詐欺の被害から守る、安全サービスの一環」と話している。