■題名:La Capture/捕獲
■監督:キャロル・ロール
■キャスト:
カトリーヌ・ド・レアン、パスカル・ブシエール、ローラン・リュカ
■HP:
http://www.pierregrise.com/distribution/LA-CAPTURE
■IMDb:
http://www.imdb.com/title/tt1064936/
■粗筋:
ローズは決して嘘はつかない。20歳の娘が普通持ち合わせていない自然なエレガンスさと誠実さを持ち合わせている。しかし友人も恋人も彼女の過去を知らないでいる。彼女はうまく隠してはいるが、父親の暴力にいまでも囚われていたのだ。今は恋人のネーサンとモントリオールで暮らしている。2年の不在後、故郷の町にいる母と弟に会いに帰郷した。しかし家庭の事情に変化はない。運命に囚われた彼らの生活に干渉する決心するローズ。男の友人の力を借り、ローズは父親を監禁するためにアパートを借りた。美しさで父親を変えようと試みるが、父親の激しい抵抗にあう。ローズにも変化が現れ、彼女が少しづつ家長になるのだが・・・
■私見:フランス/カナダの合作映画。家庭内暴力や幼児虐待をテーマにした作品はこれまでにもあったが、フランス映画でこうしたテーマは結構珍しい気もする。男が女性を監禁する話は古くは『コレクター』などの傑作から、B級作品でも多数存在するが、娘が父親を監禁するという話はなかなか面白い。シノプシスには書かれていない後半の展開がどんなものなのか興味が引かれる。フランス公開6月18日。
□関連サイト
http://www.flachfilm.com/
□fansite
http://pascale.bussieres.actricesdefrance.org/
□日本配給度:父親のDVを描く作品など、暗く陰惨な作品として、配給会社は二の足を踏むだろうな。日本配給率0%でしょう。
○余談 脚本・監督のキャロル・ロールは女優・歌手としても活躍している。監督作品として本作が4作目。