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たばこ自販機8月にも深夜解禁 「タスポで自粛不要に」

2008年6月29日19時3分

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 来月1日の成人識別カード「taspo(タスポ)」の全国導入を受け、たばこ自販機の深夜販売が8月にも12年ぶりに解禁される見通しだ。カード取得のわずらわしさから進む客の「自販機離れ」を食い止める狙いもある。

 中小のたばこ販売業者でつくる「全国たばこ販売協同組合連合会」は先月、深夜販売を解禁する方針を決定。全国の自販機の約8割は、業者がメーカーから借り受けているため、メーカーの了承を取った上で正式に決める。

 同連合会は96年4月から、未成年者による喫煙を防ぐため、午後11時から午前5時まで自販機での販売を自粛してきた。

 同連合会は「taspoの全国導入で、カードがないとたばこを買えなくなる制度ができるので、深夜販売の自粛は必要ないと判断した」という。未成年者の深夜購入を懸念する必要がない、という理屈もあるが、夜間の販売再開には反発も出そうだ。

 顔写真や身分証の提示などtaspo取得のわずらわしさから、3月の導入開始以降コンビニでのたばこ販売が急増。毎年1万店程度が廃業している中小の販売業者にとって、さらなる追い打ちとなっている。(五十嵐大介)

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