« 議会のやりとりから | トップページ | 謀略 »

2008年6月22日 (日)

(続)議会質問とそれへの応答

News & letters 102/田島毅三夫議員の「海の駅」への攻撃

この議員は「海の駅」の設営を暴挙だ、必ず失敗をすると議会内外で叫んでいた。
最初のうちは、確かに「海の駅」設営には、不安があった。どこの駅でもそうであろう、海のものとも山のものとも分からない、経験がないから、採算が合うかどうか分からない。
そこで東洋町は最小限度の試運転営業を始めた。
予算は500万円でスタートした。田島毅三夫、小野正路議員らが反対したが議会はパスした。
100万円程度の仮設の小屋を借りてきて設営した。3ヶ月か6ヶ月営業してだめなら撤収しなければならないだろうと考えていた。役場は町民と協力して出店者や出店物を集めに回った。
そして、1月から2月、3月と一月、一月期待したとおり「海の駅」は順調に実績が上がりだした。
3ヶ月たって、1万人以上の集客があり、売り上げも毎月10万円ぐらい見込める事が分かってきた。そこで、県の指導もあり、仮設をやめて、小屋を整備し直す体制に入った。、
その間、4月、5月とさらに「海の駅」は成績を飛躍的に伸張していた。6月の初めには、年間目標の半分1500万円の売り上げ、レジを通った集客は2万人に達していた。出店者も95名が現れた。建物の補強も完成し、正規の建築確認も終了した。
これがどうして「暴挙」で必ず「失敗」することになるのであろうか。確かに設営費や運営費で1000万円ほどかかったが、町の手数料収入と出店者の純利益を合わせると1000万円を越えるだろう。

40平米ほどの小さな仮設の小屋を設置したとき、我々は建築確認はとっていなかった。
小さな仮設のリースの箱ものであれば報告は要らないと安易に考えていた。これは我々のミスであったが、県の指摘に即座に対応し、その小屋の使用については認めてもらった。建築基準法第18条22項では建築の報告がないなどの違法があっても危険なものでなければ是正する間その使用が許されるとなっている。違法ではあるが、暫時適法なる措置を取って頂いたのである。こんな田舎町では普通なら建築確認が要らない小さなプレハブ小屋であるが、東洋町でも甲浦地区は都市計画区域に入っており、10平米以上ならどんな小さい小屋でも報告義務があったのである。
ところで、建築基準法であるが、
田舎の町村でこれを厳密に適用されると、違法なものが続出する可能性がある。基準以上の道路に接していない建物、報告されていない増改築などたくさん出てくる。
聞くところによると高知県も国体の折の仮設施設がかなり建築基準法違反があり、応急の対応をしたと聞く。
こうして我々が設営した実験店舗は試行錯誤をしながらも発展の基礎を固めた。
設営費や人件費を合わせて1000万円のコストに対して、年間5万人もの集客、100人の農漁民の出店者、5人の販売員の雇用、そこから1000万円の収益。どこに損があるのか。しかも、コストの大半が人件費であるが、町にとって人件費への出費は損失ではない。それは雇用の確保であって、町内に残留する利益だ。この雇用への出費は有益な事業のための出費である。
かくて、「海の駅」1000万円のコストにたいし、既にそのコストの60%は町民の雇用として町民の利益に還り、その上にさらに町と出店者に1000万円の収益を与える。集客など他の効果を除外しても、
1000万円の出費に対し町や町民が1600万円の利得を稼ぐ事業を誰が非難できるのであろうか。

小野議員や田島毅三夫議員の予想に反して、我々が設営した実験店舗は試行錯誤をしながらも発展の基礎を固めた。
つい最近まで町の駐車場料金の収益金など毎年毎年2000万円近い金を任意団体に出しっぱなしにしていた。町は出費するばかりで一銭も町には環流してこなかった。こんなずさんな、でたらめを長年放置しておきながら、多くの人が一生懸命働いて立ち上げている小さいが立派な地場産センターを妨害することは許されない。
明らかに成功し、町に相当の利益をもたらしている事業に対して、議会での反対理由が全く訳が分からないのである。正気の沙汰とは思われない。
他の過半の議員が田島毅三夫らに付和雷同せず、「海の駅」を支持しているのは当然のことだ。

|

東洋町の改革」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/408473/21809256

この記事へのトラックバック一覧です: (続)議会質問とそれへの応答:

» 充実する海の駅東洋町 [けんちゃんの吠えるウォッチングーどこでもコミュニティ双方向サイト]
 高知県の東端に位置する東洋町。土佐藩時代は東の関所が甲浦にあったと聞きました。 [続きを読む]

受信: 2008年6月25日 (水) 09時12分

コメント

コメントを書く




コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。