1日から暴動後初の公式対話 中国とダライ・ラマ特使【ニューデリー30日共同】インド北部ダラムサラのチベット亡命政府は30日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使と中国政府による公式対話が7月1-2日に北京で開催されることを明らかにした。3月のチベット暴動以降、公式対話は初めて。特使らは30日に北京に到着。 中国の胡錦濤国家主席も出席する7月上旬の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)拡大会合を約1週間後に、北京五輪を約5週間後に控え、中国政府はダライ・ラマ側との対話を実施することでチベット問題に対する国際社会の批判をかわす狙いがある。 ダライ・ラマ側も「対話は重要な時期に行われる」としており、中国側と協議する好機ととらえている。特使は、5月に行われた非公式対話と同じロディ・ギャリ氏が務める。 亡命政府は6月30日、「チベット人が置かれている困難な状況を解決するため、今回の対話で具体的な進展を導けるよう最善の努力をダライ・ラマが特使に指示した」との声明を発表した。
【共同通信】
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