こども病院の人工島移転問題で、患者の家族はきょう、福岡市が開催する説明会に市長が出席するよう申し入れました。

患者の家族で構成する「人工島移転を考える会」はきょう、市役所を訪れ、説明会に吉田宏市長が出席するよう、求める要望書を提出しました。

福岡市は、中央区のこども病院を東区の人工島に移転させる方針について、来月5日と10日の2回、患者や市民向けに説明会を開く予定です。

しかし吉田市長は「専門的な立場から病院長らが説明する」と、自らは出席しない意向で、患者の家族は「市長自らが説明するべきだ」と強く求めました。

アクセスが悪い人工島への移転を巡っては、小児科や産科の専門医の多くが反対していて、これまでに7万4000人分の署名が集まっています。