東国原知事　一心同体の秘書と大モメの真相

●不可解な出版イベント中止

　タレント知事にトラブル発生である。東国原英夫・宮崎県知事が、元はタレント仲間で現在、知事の政務秘書を務めている吉川敏夫氏を「法的手段も視野に入れて対応を考えているところ」と息巻いているのだ。

　事の発端は２４日の吉川氏の著書「知事、まさか今夜もピザですか！？」の発売。東国原知事は自分のあることないことを暴露した内容が「余りにも事実と乖離している」とブログで反論。「かくなるうえは、名誉毀損、営業妨害、出版差し止め等」とカンカンだ。

　それでも、知事と吉川氏が一心同体なのは周知の事実で、テレビなどでも仲よく共演しているから、シャレかと思われたのだが、そうでもないらしい。２６日に吉川氏が本を手売りするイベントが都内で予定されていたのだが、吉川氏のスケジュール調整がつかないといった不可解な理由で直前で中止になってしまった。マスコミ関係者は「これまで報道された内容も多いし、今さら知事が怒るほどのことではない気がする」というのだが……。

　著書ではＧＷ前に飛び出した東国原知事の女性スキャンダルを取り上げている。交際していた女性に手切れ金１５０万円を渡し、関係を清算したというものだ。吉川氏は手切れ金についての疑問を語っているのだが、知事は身内のこの“反乱”が気に食わないのか。

　また、知事は死んだ時のことを語ることがあって、いつも「散骨にしてくれ」と言っているそうだが、吉川氏は「顔がきれいで、スタイルのいいお姉ちゃんを墓参りさせてくれるだけでいい」と明かすなど、話が百八十度食い違っている。

　シャレなのか、“近親憎悪”なのか。バトルの第２弾はどうなる？

【2008年6月27日掲載】