四川大地震の被害は言うまでもなくひどい。
この記事を書いている時点で6万8千人の人命が失わ
れていることが判明している。
この数字はベトナム戦争で戦死した米兵の数をはるか
に超えている。(ちなみに戦死者は5万5千人)
”はるかに”という表現を用いたのは、べ戦争での
戦死者は数年がかりで累積されたのに対し、四川~
は現時点でわずか3週間で成されたものだからだ。
決して犠牲者の数だけで凌駕しているわけではないの
が自然災害の怖さであろう。
さて、ブラジルの預言者ジュセリーノ氏をご存知の
方も多いかもしれない。ジュセリーノ氏は今回の四川~
とは別に今年の9月13日に日本、中国いずれかの都市
で大地震が発生すると予言している。
氏の予言は100%正確ではないものの、過去において
大体当たっているので注意するに越したことはないのだ
ろう。(もっとも、いつでも注意すべきなんだけどね)
私は株価のサイクル的な観点から、今回の予言は的中
してもおかしくないと考えている。
理由は二つ
1:日本株市場32ヶ月サイクル
日本株市場には若林英四氏が言うような32ヶ月サイクル
がある。このサイクルは32ヶ月ごとに暴落するという
サイクルであり、直近の暴落は2006年ライブドア・
ショックだとすると、次の暴落は2008年9月あたり。
この予言に符合する。
2:円高サイクル
昨年の夏から日本円の実質実効レートは円高モードに突入
している。このサイクルは約5年周期なのでまだ続くだろう
その理由として最悪の場合、日本の災害(大地震含む)
に支払われる保険金、復興需要が考えられる。
普通、日本に災害が発生した場合、嫌気による円安を連想
させるが、逆に復興、保険金支払いによる円の需要が発生
してもおかしくはないだろう。
話は変わって、ここまで書いてかなりオカルトじみて
科学的でないと感じる方もおられるかもしれない。
別に私はオカルト信望者ではないのだが、かといって
”科学的”なる考え方を絶対視しているわけではない。
科学の進歩などというものは裏を返せばいままで”科学的”
と思われて絶対視されてきた知識が別のものに塗り替えられ
てきた歴史でもある。
身近な例を挙げると、今でこそ下火になってきたが、
「××を食べると体にいい」などという特集がお昼のワイド
ショーで喧伝された時期があったのが良い例だろう。
このタネを明かせば半導体技術の進歩により食物成分を計る
測定技術の進歩によるものである。こうして従来の”科学的”
な常識は覆されることとなったのである。
そして最近良く聞かれるのが、”木星の衛星に生物がいるので
はないか”説である。いままでは地球以外に生命はいない説
が結構有力であったのだが、最近になって生物が存在しないと
思われていた海底火山のある深海から、地底から続々と生物
発見されこれらの延長線上として”木星の衛星に・・・”説
が生まれることと相成ったのである。
理論物理の最先端になると、毎年膨大な量で「宇宙の起源」
についての新説論文が作られるという。
他にもいろいろあるが、こんなわけで、「死後の世界はない」
とか、「霊は存在しない」などといきなり断言してしまうのは
かえって”科学的”はないと思う。
今ある科学技術の中にはきちんと確立して確かに役立つものも
あるし、それゆえ重視すべきではあるが、一面ではこんなに
はかないものでもあることを頭に入れておいてもいいだろう。
でも今回の予言はぜひともはずれてほしいなあ。