2008年6月29日 18時35分更新
岡山県の6月定例県議会は、27日最終日を迎え、消防防災ヘリコプターを購入するための議案など18の議案がすべて可決・同意され閉会しました。
6月定例県議会は27日最終日を迎え、消防防災ヘリコプターを
購入するための議案やチボリ公園に県が保有している施設などをチボリ・ジャパン社にことし12月まで、無償で貸すための議案など18の議案の採決が行われました。
その結果、すべての議案が原案通り、可決・同意されました。
今回の議会では、開会の直前に
知事が発表した「財政危機宣言」をめぐって論戦が交わされました。
特に消防防災ヘリコプターの購入をめぐっては危機的な財政状況の中で購入を見送るべきだなどという意見が強まり、総務委員会で継続審査となりましたが、最終的に自民・公明両党の賛成多数で可決されました。
また、27日の本会議では知事が閉会のあいさつの中で、財政問題やチボリ公園への見解を述べたことについて「自分の見解を閉会のあいさつで述べるのはおかしい」との声が上がり、議会が1時間にわたって中断する一幕もありました。
議会の閉会後、石井知事は記者会見で、今後、財政構造の抜本的な見直しの改革案について、議会での議論の中での意見を参考にしながらすべて自らの責任で進めていくことを改めて強調しました。