2008年6月29日 18時35分更新
岡山市内で29日、戦争の悲惨さを知ってもらおうと空襲のつめあとが残る施設の見学会が行われました。
見学会は、戦争の被害について語りつぐ活動をしている岡山市の市民グループが開いたもので、空襲を経験した市民などおよそ40人が参加しました。
参加者たちは、空襲で焼け残った岡山城の外壁や市内中心部の小学校など、空襲のあとが残る11か所の施設をまわりました。
このうち、市内中心部の旧内山下小学校には敷地を囲む石垣にいまも黒く焼けこげた跡が残っていて、空襲の際の、火事の様子を知ることができます。
参加者の多くは岡山空襲を体験した人たちだということで、自分の経験を思い出しながら説明に聞き入っていました。
市民グループの谷口朋美さんは、「自分たちが住んでいる身近なところでも戦争の大きな被害があったことを広く伝えていきたい。
」と話していました。