民主党の仙谷由人元政調会長は29日、徳島市内で開かれた後援会のパーティーであいさつし、9月に予定される党代表選に関し「あと数週間、時代が仙谷由人を求めるかどうかじっくり判断し、皆さんにさらなるご迷惑をおかけすることも十分ある」と述べ、立候補を検討していることを明らかにした。代表選立候補の可能性に、公に言及したのは仙谷氏が初めて。
仙谷氏は前原誠司副代表を中心とするグループ「凌雲会」の後見人的存在で、若手議員からの人望が厚い。小沢一郎代表の党運営に批判的で、昨秋の大連立騒動の際も面と向かってコミュニケーション不足などを指摘している。【深尾昭寛】
毎日新聞 2008年6月29日 22時14分(最終更新 6月30日 0時12分)