F1カナダGP
少し遅れましたが、F1カナダGPをレポートしたいと思いま す。今回は初優勝したBMWザウバーチームを中心に書きたいと思います。
去年は佐藤琢磨選手がマクラーレンのアロンソ選手をオーバーテイクしたり、クビサ選手が大クラッシュするなど波乱の多いレースとなりましたが、今年も波乱のレースとなりました。BMWチームはモントリオールのように低ダウンフォースのサーキットのために、BMWチームはノーズコーンをマシン発表会のときのようなシンプルなデザインに戻しました。
金曜日、午前中第一回目のフリー走行では、クビサ選手が2位 で、ハイドフェルド選手は4位でした。そして、第二回目はクビサ選手が2位、ハイドフェルド選手が6位となりました。土曜日、予選前の最後のフリー走行では、クビサ選手が11位、ハイドフェルド選手は18位と二人とも順位を落としてしまいました。予選では、クビサ選手は2位、ハイドフェルド選手は8位で した。ポールポジションは今回好調だったハミルトン選手でした。また、サーキットの舗装部分が予選中にはがれ始め、決勝におけるトラック上の問題を回避するために、その夜にヘアピンの再舗装が行われました。これはへアピンコーナー自体の原因もありますが、タイヤのグリップ力の強さや、今回トラクションコントロールの禁止等でこのような状態になってしまったと思います。70周のレースが行なわれるトラックの状態についてほとんどのドライバーが心配していたそうです。
決勝ではBMWチームがワンツーでゴールし、クビサ選手は自身と BMWザウバー、そしてポーランド人ドライバーにとって初優勝をもたらしました。決勝でとても印象に残ったのはライコネン選手とハミルトン選手のピットでのクラッシュです。ピット出口にはライコネン選手の隣にはクビサ選手が赤信号で止まっていましたが、ハミルトン選手は信号に気が付かず、ライコネン選手だけに追突。クビサ選手は無傷で走行する事が出来ました。
クビサ選手は去年、このコースで200km以上のスピードでクラッシュし、そこから奇跡の生還を果たしました。そして今年その恐怖に打ち勝って初優勝する事が出来ました。ドライバーズランキングでも トップに立ち、私の好きな選手でもあるので今後も応援して行きたいと思います。
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