自民党の伊吹文明幹事長は29日、東京都武蔵野市で街頭演説し、北朝鮮による日本人拉致問題の再調査に関して「北朝鮮がいくら調査をしても結果はいつも同じだから、今回は日本の専門家が入って一緒に調査をする約束になっている」と述べた。日朝が共同で再調査を実施すると明言したのは伊吹氏が初めて。
米政府が北朝鮮のテロ支援国家指定解除手続きに入ったことに関しては「クリントン政権のときもオルブライト国務長官を平壌に派遣したが結局、うまくいかなかった。今回もだまされる可能性がかなりあると思う」と述べ、米政府の対応に懸念を示した。(21:31)