Lim指数 究極の競馬予想指標 　（G1専門）

　今回の外国馬は非常に評価がしやすい。それは３頭とも同じ国、同じ国の主戦ジョッキーだからだ。

３頭のレースをビデオで見て、ブリッシュラックはグッドババ、アルマダにはまず勝てない、勝負付けは済んでいると判断した。評価はグッドババ、アルマダどちらが強いかだ。まず香港のＧⅠではない斤量５８Ｋについてだが、グッドババは非常にあやしい。

斤量限界57Ｋの可能性が相当ある。

アルマダについては58Ｋは問題なさそうだ。

　前走香港チャンピオンズマイルではアルマダをびっしりマークして最後抜け出し抑えた。あれだけマークすればマークされる側は相当厳しく不利だ。レースを見る限りでは完全に互角の評価。この両者は去年の日本馬でいうとムーンとサムソン。

　騎手はどうか。ホワイトは香港競馬の歴史的な名人ジョッキー。日本では何度も騎乗し結果を出している。対するドｳルーは日本で騎乗をしたことが無いし、ホワイトよりずっと格下だ。今回のレースは騎手の場面場面での判断が相当重要となるのは間違いない。

　馬の実力がほぼ同じで、斤量的にアルマダが有利、騎手は格段にホワイトの方が上としたら・・・

　総合力でアルマダのほうがグッドババより上位と見る。

　ハーツクライの有馬を覚えているだろうか。デイープに勝ったレースだ。有馬までの戦歴はこれでもかと後方待機から、末脚勝負にかけていた。レース結果はほとんどのレースで上がり３Ｆは最速、だが届かない。そこは名手ルメール。学習能力がある。有馬は前の方につけデイープに競り勝った。

　距離は2500と1600で違えど、同じである。ウオッカの最高タイムは阪神３歳ＧⅠの1.33.1。

平均3Ｆは35.34、上がり3Ｆは34.2秒。道中の位置取りは６番手だった。

安田記念勝ちパターンの脚質能力は持っている。

　

　結論から言えばこの馬は単勝馬券から切れない。乗り方次第だ。今までの乗り方だと勝つのは相当厳しく、前に付ければ相当固い鉄板馬に変貌するだろう。岩田はタイプ的に前で勝負が得意の騎手。今回の乗り代わりが前につけるためだとすれば・・・

　取捨はヴィクトリア好走馬体重の反省も踏まえて、馬体重の発表とパドックの状態を確認するまで判断は下せない状態だ。

現在外国馬分析中。

レースまであと３回更新する予定だ。（外国馬の取捨、各馬の最終見解、買目）

　昨日の京王杯について書いた通り、安田記念を勝つには、このレース特有の脚質が必要となる。

過去の安田記念馬は、戦歴の中にその脚質を示していた。それは道中平均3F34.9秒以下かつ上がり34.9秒以下。安田記念馬の上記の戦歴の回数。

2007　　３回　ダイワメジャー　 　天皇賞秋連対馬

2006　　外国馬

2005　　２回　アサクサデンエン

2004　　０回　ツルマルボーイ　　　天皇賞秋連対馬

2003　　２回　アグネスデジタル　　天皇賞秋連対馬

2002　　２回　アドマイヤコジーン

2001　１０回　ブラックホーク

2000　　外国馬

1999　　３回　エアジハード

1998　　６回　タイキシャトル

1997　　１回　タイキブリザード

1996　　０回　トロットサンダー　　　マイルCS馬（古馬GI）

1995　　外国馬

1994　　０回　ノースフライト　　　　　５５K牝馬

1993　　１回　ヤマニンゼファー　　　安田記念馬（古馬GⅠ）

1992　　０回　ヤマニンゼファー　　　

1991　　０回　ダイイチルビー　　　　５５K牝馬

1990　　０回　オグリキャップ　　　　天皇賞秋連対馬

　古馬1600～2000ｍまでの頂点レースは紛れもなく天皇賞秋。このレースだけは別格だ。このレース２着までに入る能力がある馬は東京マイルの好走をほぼ約束されている。天皇賞１，２着馬は１８年間でちょうど１０頭が安田記念に出走した。成績は（５，２，０，３）。勝率50％、連対率70％。ツルマルとオグリは例外として扱っていい。

　あとはマイルGⅠ馬も例外。５５K牝馬は別物のためこれも例外。

　1992　ヤマニンゼファー　のみこのパターンに当てはまらない。

今年出走馬のうち０回は

ニシノマナムスメ　　　０回

ピンクカメオ　　　　　　０回

エアシェイデイ　　　　０回

オーシャンエイプス　０回

ドリームジャーニー　０回

ハイアーゲーム　　　０回

ウオッカ　　　　　　　　０回　（斤量限界克服馬　55Ｋ牝馬と同等）

例外は１頭もいない。ただしウオッカは斤量限界克服馬だ。ここでは消せない。