ニュース: 生活 RSS feed
沖縄戦、原爆など初めて記載 新学習指導要領解説書
このニュースのトピックス:教科書検定
文部科学省は、平成23年度から完全実施される新しい小学校学習指導要領の解説書に、沖縄戦や東京大空襲など各地の空襲、広島・長崎への原爆投下などを初めて例示することを決めた。学校授業で、戦争の歴史に関する学習を充実させるのが目的だ。
30日から始まる都道府県教育委員会の担当者らへの説明会で解説する。
関係者によると、ほとんどの小学校社会科の教科書には3つの出来事が記述されている。解説書に記載することで、戦争被害の記述が増えたり、授業での説明が詳しくなったりするとみられる。
沖縄戦をめぐっては昨年、高校日本史の教科書検定で、「集団自決」に日本軍の命令、強制があったとの記述を削除させ、沖縄県からの要望で記述を書き換えた。その際、渡海紀三朗文科相が沖縄戦の学習を充実させるとの談話を出していた。