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若年痴呆症の疑い訴え/元茅ケ崎市課長支える会がビラ配り
- 社会
- 2008/06/29
万引行為で懲戒免職処分となり、若年認知症「ピック病」の疑いがあると診断された元茅ケ崎市課長の中村成信さん(58)=寒川町在住=の解雇撤回と、病気への理解を訴えようと、中村さんを支える会のメンバーが二十九日、JR茅ケ崎駅前でビラ配りを行った。
中村さんは二〇〇六年二月、寒川町のスーパーで食料品を万引して逮捕され、約四十年間勤務した同市役所を解雇された。その後、複数の専門医の診断を受け、脳の前頭葉や側頭葉の萎縮(いしゅく)で発症するピック病との診断を受けた。
メンバーら約二十人は通行人らに対し、中村さんの処分は不当であると訴え、四十-六十歳代の働き盛りを襲うピック病について知ってほしいと呼び掛けた。約五百枚のビラを配布した。
同会は七月五日、JAさがみ茅ケ崎支店(同市新栄町)で「若年認知症『ピック病』を考える集い」を開催。市の公平委員会で進められている審議の進ちょく状況を紹介するほか、中村さん本人が思いを語る。
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