

ブログネタ:
もう一回体験したいアノ一日は? 参加中
“男と女”でなくなってから 数か月目
愛史の精神不安定な状態は MAXに近かった

一日中 健の事を考えていた
気がつけば 視線は健の姿を追っていた
何も考えられなかった
ある日 健が 九州へ出張に行く事になった
前日
愛

「明日愛史 有休取りたい」
健「取ったらいいやん」
愛「愛史も九州に付いて行く」
健「アホやろ仕事やぞ」
愛「だから愛史は有休取って 勝手に健に付いて行く」
健「好きにせいや

」
この 好きにせいや は決して 認めてくれた言葉ではない事は 解ってた
逆に 機嫌を損ねさせてしまった かも
でも 愛史は 決めたんだ…
『最後になるかもしれない… でも最後なら健と一日を過ごしたい」
当日別々に

に乗込み健の隣りに座った時には

は動き出してた
3時間で福岡に着いたレンタカー

で得意先を回りながら長崎へ
健は愛史の存在をわざと無視するかの様に 殆ど話しをしなかった
けれど何かをじっと考えていた
初めて二人で食事をした
初めて二人で他府県にきた
何もかも 初めてだった
そして、深夜の帰宅
健

「今日はありがとう」
愛「健 やっぱり 愛史は健と離れられないよ」
健「わかってる」
健の側にいられるだけで愛史は幸せなんだと確信した一日
健も何かを感じた一日だった様だ
あの一日がなければ…今の私達は無かった
たぶん いえ きっと…