初の前翼型戦闘機 炎天下の昭和20年8月3日午後3時ごろ、福岡市郊外にある板付飛行場から異様な形の戦闘機が1機、処女飛行へと飛び立った。
機首に前翼を、尾部に推進式のプロペラをつけ、一見ジェット機のような形をした戦闘機、これが海軍秘蔵の18試局地戦闘機「震電」だった。