Lure Head

九州J7W1震電 3Dデザイン復元Tips

Archive for the '震電' Category

メンテ中につきサイト紹介

6月 3rd, 2008 by Lure Head

仕事が忙しくまだサーバーのメンテナンス中です。MacOSXはもともとUNIXをベースとしているので自宅用サーバーマシンとしては非常に簡単なのですが、phpMyadmin、MySQL、DNSserverの設定をやり直すなど、結局オーバーホール状態になってしまいました。ディスクも交換しようかな・・なんて考えているうちにシッチャカメッチャカ状態です(自業自得)。というわけで、今週もデータアップが無いのですが、今日は弊サイトにコメントをいただいたsikasabuさんの素晴らしい3DCGサイトをご紹介しましょう。sksabu.gifこのサイトは、3D-CGによる自動車整備教材やレシプロ・フライトシムなどを紹介しているサイトですが、流れるようにたおやかな3DCGのアニメーションは一時を忘れさせてくれます。不思議な空気感にあふれた作品です。クリエイターの人柄がうかがえますヨ。震電も元気に飛んでます。ぜひご覧になってください。URLはhttp://www.ne.jp/asahi/create/sikasabu/index.htmlです。

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3D震電 Mapping Tips

3月 5th, 2008 by Lure Head

震電の3D復元に着手してから早7ヶ月が過ぎました。外装関係でいくつかの部分の精緻化が残っていますが、機体の復元作業はそろそろ完了にしたいと考えています。エンジン部の吸排気関係の装置を除いて、夢で見た震電のコンセプトは99%復元できました。この機体には武器がありません。完全なスケールモデルをお望みの方はプラモデル屋さんへ行ってください。今日は、マッピングのTipsをいくつか紹介します。以下のデータはSTRATA CXによる設定データです。

j7w1side.gif
wiref.gif

機体色は ゼロ戦の指定色R34G49B44を採用しました。輝き8%、スムースネスはチタン仕様です。リベットMappingのバンプ度は1.9〜2.26で、面の反射度合いを見ながら調整しています。

j7w1up.gif

日の丸は、下地の 指定色R34G49B44の上にリベットをマッピングし、さらにその上にマスクをかけてマッピングしています。マッピング時のミキシングは下地を残す「継承」を指定。日の丸の「赤」と下地色の切れを良くするために拡散率調整用のグレースケール(白黒反転したもの)画像をマスキング用として使用しています。日の丸の「赤」はR213G0B33を指定。少し朱色に寄っていますが、緑色との補色関係からこのくらいが適当と判断しました。レンダリングすると少しくすむため、若干「グロー」をかけて退色を防いでいます。

j7w1back.gif

プロペラはクローム仕上げにしました。上の画像では空間を白色にしたため、金属感はまったく出ていませんが対象物があれば映り込みます。スピナーは「鋳造鉄」のテクスチャーを加工して質感を得ています。

j7w1front.gif

上の画像はカメラ位置をノーズぎりぎりまで寄せてレンダリングしたものです。パイロットの顔が見えます。残念ながら、上空でこのアングルで震電を見た人はいません(脚がないとしても)。もし震電が参戦していたとしたら、この視角で機影を見た人は撃墜される直前の運命にあった人かもしれません。私の本意ではありませんが・・・。

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1月25日試験飛行

1月 26th, 2008 by Lure Head

0123testflight.gif

幾つもの課題を抱えながら、45分の試験飛行で幕を閉じた震電の開発。高度500m、最高時速260km、車輪を出したままの二日間の試験飛行のみで震電は物質的な成長を止めています。敢えて言うなら、私はこの飛行機の性能的、技術的課題や戦闘能力の新しい可能性には興味を持っていません。既に存在し得ない戦闘機ですから詳細を調べ上げてウンチクを語っても、このサイトでは意味がないと考えています。日本軍用機開発の歴史終焉の一コマを語るならば、半年間の資料探索の中で紹介しているように、世界中の多くのホームページですでに語り尽くされていますからネ。ではなぜこの飛行機を時間と手間をかけて3DCGで「震電らしく」復元を試みてきたのか、今日はこのことについてお話しましょう。写真はCG上の1月25日の試験飛行です。高度は2000m位あるでしょうか。エンジン全開、軽い左旋回に入る直前の姿勢です。このままいくと相模湾上に出ます。場所は横須賀の上空あたり、海岸線を右手に望みながら伊豆方面へ向かう経路です。私がパイロットならばこう飛びたいと考えた飛行計画です。パイロットには写真の右側の隠れている部分に富士山が見えている筈です。実は半年程前に、この飛行機を復元しようと思い立ったきっかけは、この光景だったのです。「夢で見た震電」です。この震電には30mm機関砲はありません。非常に平和的な飛行機です。戦後70年、B29はもう絶対飛来しませんし、グラマンも間違っても来ません。なぜそんな夢を見たのか正直言って私自身もよく解りません。何がこんなにも集中力と忍耐を自身に課したのか、もうしばらくテストフライトをしながら考えてみたいと思っています。

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震電復元 困難な解読

10月 23rd, 2007 by Lure Head

震電館さんの写真と図面を取っ替え引っ替えしながら、ボディの修正はほぼ完了と思っていた矢先に、両サイドにある潤滑油冷却用空気取り入れ口の後方に微妙な膨らみと構造的な仕掛けがあることが判明しました。その膨らみ形状は、プロペラ直前でエンジンカウリングと 一体になっていて、且つ主翼下面の後方処理と複雑に組み合わされています。実機を見れば「なるほどそういうことか」と理解できそうな構造がなかなか解読できません。実機とは微妙に異なる図面と、駐留軍の命令で急遽組み立てた終戦直後の写真だけでは、立て付けの肝心な部分を明かしてくれません。「ここのこの部分はどーゆーふーにおさめたらいいんだろう?」写真ではおいしいところがケッコウ影になってたりして見えないんですよネ。スケッチを見てどういう機能が収まっているのかは大体わかりますが、おさまり部分の構造はわかりません。このエンジン周りの部分は中身も凝縮されてますが、曲面がとても複雑で、きっと開発者もいろいろと深考した部分だと推測できます。テスト機ですからずいぶんとあちこち直しているはずです。そんな訳で一難去ってまた一難。ここが解明できないと気持ち悪くて主翼をつけられないシンドロームに陥ってます。以下は震電館さんより入手した貴重な記録写真です。あ、もうひとつありました。写真を見るとエンジン部の下に四角い開口部がついています。これもわかりません。(写真は拡大できます)

body2.gif

engine_cowl2.gifengin_cowl1.gif

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Curtiss XP-55 Ascender

7月 14th, 2007 by Lure Head

curtiss-xp-55.jpg

スミソニアンのデータによると、米国でも先尾翼機(現在ではこう呼ばないが)の開発があったようです。 Curtiss XP-55 Ascenderという機種で、アメリカではShinden J7W1(震電)と同様に人気のある往年の飛行機のようです。震電と同様に機首に翼が着いていますが、あんまり「美しい」という表現が似合う機体ではありませんネ。エンジン部分のデザインもよくない。どういうコンセプトで開発されたかは解りませんが、実戦には時期的にも配置されなかったようです。震電のような開発思想があったなら、きっとこういう型にはならなかったと思いますが・・・。どなたかご存知の方がいたら教えてください。何と言うか・・モンゴイカに翼とプロペラを付けたみたいな感じです。そういえば昔、イカヒコーキというのがありましたね。でも不思議な機体です。いずれ3Dで作ってみたいと思います。:lol:

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Kyushu J7W1 Shinden

7月 7th, 2007 by Lure Head

shindenx.gif

Japan’s J7W1 Shinden was the only World War II aircraft of canard configuration that any combatant ordered into production. Canard is a French term. The original meaning is obscure but aircraft designers used it then, as now, to describe an aircraft with the main wing mounted at the rear of the fuselage and a smaller wing at the front. In the United States, the Curtiss-Wright company and the Army Air Corps also experimented with a canard aircraft, the Curtiss XP-55 Ascender (see NASM collection). However, the J7W1 was apparently a more capable design. Though innovative and unusual, neither airplane progressed past the prototype stage.

shindeny.gif
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