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【東京】子どもが病気 親の対応は 家でもケア学ぶ2008年6月29日 小児医療の基礎を学び親の不安と、医師の負担を減らしたい−。子育て中の母親らでつくる「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達の会」(東京)が七月六日、発足一周年を記念し杉並区梅里のセシオン杉並で、小児科医四人による基礎講座と個別相談会を開く。 (西田義洋) 同会代表の阿真京子さん(33)は新宿区に住む二児の母。四年前、九カ月だった長男が重度のけいれんで病院に救急搬送された。「胸がつぶれそう」なほど長男が気になる一方で、待合室のほかの親たちが長い待ち時間にいらだっているのが分かった。 その後、友人の小児科医から、二十四時間や三十六時間の連続勤務で疲れきった医師が子どもを診るのが当たり前だという実態を教えられた。「親として何かできないか」と昨年四月に同会を発足。十月から小さな講座を七回開いた。近く埼玉や山口で講座を実施、神奈川や茨城などでも準備を進めている。 阿真さんは「どんなときに病院へ連れていけばいいか、どんなときは家でみていても大丈夫か。医師から直接聞けば、パパやママの安心につながるのではないか」と話している。 当日は第一部として、午前十時から一時間、小児科医四人が別の部屋で講演する。 済生会栗橋病院(埼玉県栗橋町)の白髪宏司副院長は「知ろう!予防できる子どもの病気 守ろう!ワクチンで」、山王病院(港区)の小林真澄医師は「けいれんの対処法」、カナダ・トロント小児病院の本間靖啓医師は「日本に子どものICUが少ないってほんと?」、まつしま病院(江戸川区)の佐山圭子医師は「子どもに多い症状とおうちでできるケア」がテーマ。 第二部は午前十一時十分−十二時十分で、白髪医師が「救急のかかり方」を講演。事前予約で小林、佐山両医師が個別相談(一人十五分)も受ける。参加費千円。参加申し込みが必要。問い合わせは、ファクス=03(3360)1124=か、電子メール=iryo_info@yahoo.co.jp=で。
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