ルーマニア政府、暴行で妊娠した11歳少女の中絶認める決定
[ブカレスト 27日 ロイター] ルーマニア政府の委員会は27日、妊娠中の11歳の少女に対し、合法的に妊娠後期での中絶を認める決定を下した。
地元メディアの報道によると、少女は両親に対し、10代のおじに性的暴行を受けたと説明していた。
同国の法律では、母体に重大な健康リスクがあるケースを除き、妊娠14週を過ぎての中絶を禁じているが、少女は現在妊娠20─21週、このため、先に地元の病院で、中絶可能な時期を過ぎているなどとして手術を拒否されていた。
この事態を受け、医師や政府関係者で構成される委員会では、このまま妊娠が進行すれば、少女の精神衛生が損なわれると結論づけた。
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