差がつく恋愛テク

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夫に言えない妻達の理想のセックス

寝室事情と夫婦仲は正比例する!?
寝室事情と夫婦仲は正比例する!?

■寝室でお願いする妻がどれだけいるか……

 私がごく最近行った調査の中に、20代以上の未婚既婚女性600人のセックスアンケートがあります。結果を要約すると「既婚女性の方がだんぜんセックスレスの割合は高い」のですが、この現状を放置しておいてよいのでしょうか。

 妻達は、日常、夫に様々なお願いをしています。

 「あなた、ゴミ出してね」「週末、車でスーパーに連れて行ってね」「お小遣い少なくして、子どもの習いごとに回して」「赤ワイン買って帰ってね」

 様々なお願いごとが各家庭で飛び交っていますが、寝室で夫にお願いをする妻達はどれだけいるでしょうか。

 「セックスに関しては恥ずかしくて話せません……」「一度、こうしたいと言ったらドンビキされた」「女がエッチなこと言うものじゃないと却下された」「セックスは男性に主導権があるものです」

 など、リビングでの会話と寝室での会話は微妙に様子が違っています。

 前述したアンケートには、皆さん大変詳しく「こうして欲しい」というお願いを書いてくれましたが、この妻の気持ちを少しでも夫に伝えることができれば、セックスレスの比率は減少してくると推測されます。

■パートナーにどんなセックスを求めますか?

アンケートコメント:もっと前戯に時間と手間をかけてほしい。こういう風にしてほしいってことがあったら、言って欲しい。(30代)

ガイド:前戯の丁寧さに関しては、数多くの女性が「もう少しがんばってほしいな」という意見です。しかし、仕事で疲労困憊の男性は、「10分でも早く寝たい」という方も多く……。

アンケートコメント:お互いがどうしたら気持ちよくなれるのか、分かっていてくれて強弱のあるセックス。いつも同じじゃつまらないと思う。自分のして欲しいことは遠慮なく言って欲しい。自分の欲求を処理するだけのようなセックスは絶対嫌! 回数よりも、ゆっくり楽しみながら愛を感じられるセックスが一番良いですね。(30代)

ガイド:いつも同じじゃつまらない。これもマンネリ夫婦脱出のために、お互いに工夫しなければならない重要案件です。「女房とは飽きちゃって」という発言は、工夫と努力の不足から出てくる定番のセリフです。飽きる前にまず努力を。

アンケートコメント:挿入する前に時間を取って気分を盛り上げて欲しい。前後のケアが皆無なので寂しい。一緒に住み始めた直後からレス状態になり、話し合いで少しずつ回数が増えて来たけれど、もう少し自発的に人並みはして欲しい。(40代)

ガイド:話し合っているという事実は素晴らしいです。セックスレスが一年以上長引く夫婦の多くは、話し合いを一切していません。どちらかが、「ねえ、セックスのことだけど」と話しかけても片方が耳をふさぎます。この方は、回数が増えたことに感謝の気持ちを持つと、もっと増えます。

アンケートコメント:月に1度でもいいからとりあえず触れてほしい。挿入が無理ならしなくてもいいし、イケないならイカなくてもいいから。とりあえず「まだ私の体に興味がありますよ、愛してますよ」って伝えてほしい。(20代)

ガイド:20代ですから、「愛してるよ」はもっともささやいて欲しい言葉です。いえいえ、女性は30代になっても40代になっても「愛してるよ」とささやかれたいものなのです。セックスは挿入がすべてではない、心と体のふれあいというふうに世の男性が思ってくれるといいですね。

アンケートコメント:気持ちのこもったセックスです。ただ溜まってるからとか、出したいからという感じではがっかりですし、気持ちよくありません。求められてるって感じたり、愛されてるって感じたいです。それから、終わった後も優しくして欲しいです。(30代)

ガイド:終わった後のことは、かなり女性はナーバスです。さっさとパンツをはいて寝てしまう、「はい、以上」という雰囲気はせっかくの愛のムードをぶちこわします。外国の映画のように、妻が眠るまで髪や、腕を撫でていてほしいという意見はよく聞きます。

アンケートコメント:まったく性欲がない人なので、とにかく体に触れるだけでもいいので、コミュニケーションをとりたい。実際、セックスをしなくなったことにより愛情がもてなくなった。(30代)

ガイド:これが、私の唱える「寝室事情と夫婦仲は正比例する」という持論の典型的な現象です。男性の皆さま、コミュニケーションは寝室でこそ発揮してください。

アンケートコメント:今は、子供を作るためのセックスしかしてない。排卵日以外には、求めてこない。結婚前は前戯があったけど、今はなく、入れるだけなので、痛くて仕方がない。最後は私の中でいくことはなく、手で自分でしてから、出すだけなので、とてもむなしい。結婚前のような、スキンシップありつつ、前戯あり、私の中でいくような、セックスがしたい。(30代)

ガイド:哀しい寝室事情です。でも私はいつもアドバイスしています。「あるだけまし」と思って、感謝の気持ちを夫に伝えましょうと。この方は、きっと、「痛い、むなしい、満たされない」ということをまだ夫に伝えていません。伝えるのは難しいですが、それを乗り越えないと、いつの日か妻の方から拒否し、そのままセックスレス10年……ということになってしまいます。

■男性は女性の本音に耳を傾けて

 さて、こんなコメントが600件も延々と続きます。ひとりひとりの妻の想いが、痛いほど伝わってきますが、この気持ちを受け容れる男性の心のキャパシティはそれぞれです。

 「そんなふうに思っていたのか、俺がんばるよ」という理想的な反応をする夫、「無理、無理、いまさらそれはないでしょう」と逃げる夫、「女からそんなこと言うのか」という封建的な夫、さらには、「そんなセックスしたいなら外でしてこい!」とひどい言葉を投げつける夫……。

 妻達が夫に本音を伝える前に、夫のセックスキャパシティを知っておかないと傷ついてしまうという結果になります。男性の皆さま、女性が意を決して伝えたセックスの本音に耳を傾けてあげてくださいね。

2008年6月23日 11時00分

 

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