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東播磨

子どもの急病対応どうすれば? 加古川でフォーラム 

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急病への対処法や医療機関の利用について説明があった=加古川市加古川町寺家町

 加古川夜間急病センター(加古川市米田町)が、四月から深夜の小児科診療を中止したことを受け、急病への対処法や医療機関の利用法を考える市民健康フォーラム「こどもの急病!こんなときどうする?」が二十八日、加古川駅南まちづくりセンターで開かれ、約百人が参加した。地元の小児科医が、急病の症状を解説し「子どもの状態を観察し、不急の場合は診療時間内にかかりつけ医を受診してほしい」と訴えた。(黒田耕司)

 東播地域の夜間の軽症患者を診てきた同急病センターだが、医師の高齢化や人員不足が原因となり、深夜診療ができなくなった。地域住民の不安を解消し、急病時の対応法を知ってもらおうと加古川市加古郡医師会などが開催。急病センターも、症状別の観察ポイントや受診の時期などを分かりやすく解説した「こどもの急病対応ガイド」を発行するなど、啓発に乗り出している。

 フォーラムでは、多木秀雄医師が、小児救急医療のかかり方を解説。「健康兆候に異常がなければ発熱などがあっても慌てなくてよい。可能な処置を行い、診療時間内に診察を」とした。

 続いて、稲田徹医師と水野正之医師が救急対応ガイドに沿って、発熱▽嘔吐(おうと)▽腹痛▽下痢▽けいれん・ひきつけ▽せき-の症状への対応法を説明した。

 嘔吐が続く場合は、しばらく何も飲ませず、その後イオン飲料を少しずつ与え、発熱などの有無の確認が必要-と説明。

 腹痛は、便秘や急性虫垂炎、腸重積症などの可能性を挙げ、便の状態や痛がり方を観察するよう助言するなど、各症状ごとに細かく指導した。

 会場から「昼間かかりつけ医に診てもらっていても、夜間心配になる」との声が上がり、水野医師は「症状が変わるなど必要な場合には、遠慮せずに受診してほしい」と答えていた。

 子どもの急病対応ガイドは各医療機関や公共施設、乳幼児健診で配布。急病センターTEL079・431・8051

(6/29 09:36)

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