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「せんとくん」と「まんとくん」、引き分け 京都で調査

2008年6月26日

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イラストせんとくん写真まんとくん

 「せんとくん」は有名だが、好感度は「まんとくん」に軍配――。平城遷都1300年祭のキャラクターについて、そんなアンケート結果が出た。ただ、「せんとくん」は高齢者の間では健闘した。「なーむくん」も含め、乱立ぎみのキャラだが、調査した京都橘大学の木下達文准教授は「せんとくんの知名度を生かし、ダブル、トリプルキャストでやってはどうか」としている。

 調査は、奈良県外でこれらのキャラがどう受け止められているかを探るために実施された。大学に近い京都市のJR山科駅前で6月、学生らが市民に無作為に面談し、288人から回答を得た。

 「せんとくん」について、85%が「知っている」と回答。ただ、印象は「あまり良くない」「まったく良くない」が計62%。「とても良い」「まあ良い」の計28%を大きく上回った。

 好感度比較でも「まんとくん」75%に対し、「せんとくん」は17%と苦戦。ただ、世代別にみると、若者は圧倒的に「まんとくん」派だが、60代以上だと「まんとくん」16人、「せんとくん」15人とほぼ同数だった。

 木下さんは同県に遷都1300年事業の助言などをしており、調査結果を参考にしてもらう予定。「せんとくんは認知度、話題性は高く、記憶に残る珍しいキャラ。良く思わない人に配慮すれば、宣伝方法次第で効果を発揮するのでは」と分析している。(山本晃一)

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