2008年6月29日 (日) 11:12 MAJOR.JP
【ヒューストン28日=Ian Browne / MLB.com】ボストン・レッドソックス入団1年目の昨季、オールスターに選出されるほどの活躍を見せた岡島秀樹投手が、不振にあえいでいる。決め球のスプリッターが去年ほど落ちないため、打者にとっては打ち頃の球となっているからだ。
ジョン・ファレル投手コーチは「最近になって分かってきたのは、スプリッターを投げるときの球離れに一貫性がないこと」だと不調の原因を分析。毎日の投球プログラムを通じて球の切れを評価しているほか、試合に投入する前にブルペンでも確認しているという。
昨年は勝負がかかった8回のマウンドには当然のように岡島を送り、ときには7回からのロングリリーフや試合を締めるクローザー役も担わせていたテリー・フランコナ監督。しかし今季は4点リードの場面で送り出されながらも2死から2本の長打を浴びて守護神ジョナサン・パペルボン投手の救援を仰いだ前日のヒューストン・アストロズ戦が象徴するように、1イニングをピシャリと抑えられず難儀している状態だ。
「今季の岡島は走者を塁に置いた場面で状況で投入することは控えるようにしている。岡島に気持ちよく投げてもらうことを考えているが、何しろ8回は大詰めだし、パペルボンという守護神も控えている。場合によっては途中で降板することもやむを得ないだろう」とフランコナ監督。ここまで33試合に登板し防御率3・21という成績について「昨年の好成績(66試合に登板、防御率2・22)が頭にあるので悪くなった印象があるが、防御率3点台前半は悪くない。そのうち調子を取り戻してくれるはず」とコメントしている。
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(6月29日 11時54分 更新)