西蔵(チベット)自治区への外国人の観光が再開されてから初めてとなる米国人ツアーが26日、拉薩(ラサ)市に到着した。米国人観光客は27日、同市の有名な大昭(ジョカン)寺を参観し、旧市街の八廓街を散歩した。また自治区蔵(チベット)医院のタンカ陳列室も見学した。自治区観光局によると、ツアーに参加したのは28人の退職米国人で、ほとんどが60歳以上。29日には西蔵を離れて三峡に向かう予定だ。
西蔵自治区の外国人観光客への開放が25日に正式に開始されてから、各旅行代理店が続々と外国人観光客の取り扱いを始めている。25日にスウェーデン人2人が西蔵入りしたのに続き、26日には上記の米国人ツアーが到着。29日にはシンガポールからの観光客が訪れる予定だ。自治区観光局によると、西蔵の状況は安定しており、市場も活気を取り戻し、気候もよく、観光客を迎える条件は十分に整っている。