● 2008年版 序章 |
ー 海に沈むより先に −
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親族ラロイフィと子ども達がニュージーランドに発つ。プラカ芋の大料理会で送り出す。 バイツプ島 2006年5月6日 |
この決意を書いた2004年から今までに、大きく学んだことがあります。 この時、日本で得た情報から、「数十年後には沈むのでは、と危惧されている国のひとつだ。1980年代からは、その兆候である水害がだんだん目立ってきている。」と書きました。 このように、マスメディアを通してくる情報は。 ことに環境問題において、このような誇張と事実の軽視がなされると、何が問題かー。 |
ツバルにゴミ焼却施設はない。けれどもみんな当然、輸入品は買い続けたい。 首都フナフチ 2005年3月22日 |
そしてもうひとつ。
そういう勧善懲悪的なとらえ方が陳腐であることがー。 −それらがすべてひとつの鎖で繋がって、人間の中に深く宿り、地球を蝕んでいるように感じられてならないのです。 |
世界の誰もが、DVDは観たい。PCもしたい。 バイツプ島 2005年1月7日 |
「今・この瞬間」をゆったりと味わう土と海と木々の暮らしから、ー 日本と同じ、達成主義、目的志向、進歩主義の価値観へと。 そして、深い喜びを。 2008年 2月17日 ○ 参考文献 ○ ★1 McQuarrie,Peter,1994 'Strategic Atolls. Tuvalu and Second World War' Macmilllan Brown Centre for pacific Studies, University of Canterbury, University of the South Pacific |
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