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肥留間正明の芸能斜め斬り 転換期を迎えた“視聴率の帝王”キムタク

 〈フジ「CHANGE」を見たが、ばかばかしさが先に立つ。(中略)この設定でドラマを作るとしたら、パロディーで見せるしかないだろう。(中略)総裁選の演説にしてもあの程度で圧勝してしまうとは〉

 実に手厳しい。これは東京新聞6月24日に掲載されたコラムだ。
 この記事を例に挙げるまでもなく、このところ芸能マスコミで目立ち始めたのは、キムタク叩き。週刊新潮6月26日号には〈ついにドラマとCMで起こり始めた「キムタク異変」〉という記事が掲載された。14年間抱かれたい男ナンバーワンの地位を保っていた最強のモテ男、視聴率の帝王に異変が起き始めているというのだ。実際、先ごろ発表された昨年度CMタレント高感度ランキングでは、4位に転落して8年間守り続けてきた首位の座から陥落している。
 最近キムタク異変の記事が目立ち始めているのは、視聴率の低下が大きな要因。「CHANGE」の初回の視聴率は23.8%であったが、徐々に視聴率が低下して20%を割ってしまい、平均視聴率は20%ほど。2000年に放送された「ビューティフルライフ」の平均視聴率は32.3%、翌年の「ヒーロー」はなんと34.3%を記録。だが05年の「エンジン」では、22.5%という数字のように、5年で10%もの数字が落ちているが昨今、20%ならば万々歳のテレビ界とすれば、「CHANGE」の数字は「さすがキムタク」というべきだろう。
 考えてみれば、どのような人気タレントでも、14年間もトップにいるのがむしろ異常だ。例えば、田村正和のような大スターでも大きな転換期があった。すでに35歳の彼に中高生のファンを唸らせろ、というのは無理な注文だ。
 キムタクというタレントは、そもそも最大公約数のタレントである。言い方を変えれば、実際にCMに出ているカローラ型のタレントと言えよう。なにしろ売り上げ台数は日本のトップ、世界でも販売台数は1位という日本の顔でもある。
 大衆車がキムタクならば、高倉健、渡辺謙は、セルシオ、クラウンという高級車に該当する。彼らは、ほとんど映画しか出ないのでお金を出さなければ見ることができない。逆にキムタクはいつでもタダでテレビで見ることができるテレビタレントなのだ。確かに「武士の一分」で初めて映画に主演しているが、厳密にいえばキムタクの作品というより、山田洋次監督の作品。キムタクは映画の1つの素材に過ぎない。
 とはいえ、キムタクの可能性は実に大きい。これほど大衆に愛されるタレントは、ほかには見当たらない。今後はバラエティーを捨てるのも一考。ドラマ、映画などに絞り込めば、先輩たち以上の活躍が期待できる。

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