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【法廷から】酒の勢いで失敗し続けて… (2/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
この後、店員が呼んだ警察官に恐喝未遂の現行犯で逮捕されたという被告。しかし、最終的に起訴されなかった恐喝未遂での逮捕は、当時も今も不満な様子だ。酒に酔っていた勢いもあり、その不満が、取り調べで爆発したようだ。
検察官「なんで、取り調べでカードを破いたの?」
被告「カードを破ったところで大したことはないと思い、酒に酔った勢いでカッとなりました」
検察官「酒をやめようとは思わないのですか」
被告「酒をやめようとは思っています。でも、飲み始めると1杯が2杯になり…」
過去にも何度か酒が原因で失敗してきたという被告。「事件は飲酒の勢い」と話す一方で、「飲酒について取り調べられるのは納得がいかない」と、その時々で矛盾した供述をした。まずは飲酒に対する意識を変えなければ、根本的な解決にはならないのではないかと思った。
検察側は「自分勝手な理由での犯行で酌量の余地はない」と懲役1年6月を求刑。判決は7月4日に言い渡される。(大泉晋之助)