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【経済】

中部−サンフランシスコ便 ユナイテッド、秋にも廃止方針

2008年6月27日 朝刊

 米ユナイテッド航空が、現在は週7便運航している中部国際空港(愛知県常滑市)−サンフランシスコ便を今年秋をめどに廃止する方向で関係機関と最終調整に入ったことが26日、分かった。

 燃料高騰に伴い航空各社は長距離便の運航見直しを進めている。燃料が高止まりすれば、中部国際空港からの国際便の廃止や減便が相次ぐ可能性があり、地元の自治体や経済界が求める第2滑走路の建設実現への影響が懸念される。

 中部国際空港からの国際便についてはオーストラリアのカンタス航空傘下にあるジェットスター航空が今月5日、現在は週5便運航しているケアンズ便(一部はシドニー便)を今年12月で廃止すると発表したばかり。この際、カンタスは「現在の燃料費で日本便の運航を継続すれば1億豪ドル(約100億円)の損失が出る」と説明。原油高が廃止の要因と強調していた。

 ユナイテッド航空の中部国際空港−サンフランシスコ便は2005年3月の就航。機材繰りが悪化するなどして一時、週5便に減便されたが、現在は全日空と共同で毎日運航されている。

 

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