自衛隊との協力を検討 PKO、災害で中国軍【北京27日共同】中国人民解放軍の馬暁天副総参謀長は27日、中国広東省湛江を訪問している海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」の徳丸伸一指揮官(海将補)と北京の軍関係施設で会談し、四川大地震をめぐる日本の国際緊急援助隊派遣に謝意を表明した上で「両国の防衛部門が国連平和維持活動(PKO)、災害時の救難活動で何か協力できることはないか考えている」と強調した。 日中防衛当局間のPKO、災害分野に関する協力方針は、胡錦濤国家主席の5月訪日時に両政府が公表した「共同プレス発表」に盛り込まれており、軍幹部としてこれを着実に履行する姿勢を自衛隊側に伝えた形だ。 これに対し、徳丸指揮官は、日中防衛首脳交流とともに現場レベルの交流を通じた信頼関係強化が必要とする石破茂防衛相の意向を伝達。また「プロ同士が互いに船を見せ合うことが大事だ」と日中艦艇相互訪問の継続を要請、副総参謀長も「引き続き行いたい」と応じた。
【共同通信】
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