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捕鯨議論正常化へ9月に英国で作業部会 IWC総会閉会

2008年6月28日10時28分

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 【サンティアゴ=石田博士】捕鯨への賛否が激しく対立している国際捕鯨委員会(IWC)は27日、議論正常化のため設置で合意した作業部会の初会合を9月に英国で開くことを決めた。

 同日、チリでの総会終了後に有志国が協議した。来年6月の次回総会をめどに、捕鯨賛成・反対両派が合意できる包括案づくりをめざす。

 日本代表団の森本稔代表は総会終了後の記者会見で、作業部会設置について「機能不全に陥っているIWCを改善するための大きな進展だ」と評価した。だが、賛否両派の溝は深く、包括案づくりは難航するとみられるだけに、水産庁の中前明次長は「第二の道も考えなければならない」と、捕鯨支持国だけによる新機関設立に含みを残した。

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