ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

世界遺産落書き京産大生2週間停学

 京都産業大(京都市北区)は27日、イタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に落書きした男子学生3人を、2週間の停学処分にしたと発表した。大学側は今後、3人が現地で落書きの消去作業に参加する“おわびツアー”も検討するという。一方、同様の行為で学生6人に厳重注意処分を下した岐阜市立女子短大には「処分が甘い」との批判が多数、届いているという。

 京産大は27日の「学生部委員会」で落書きの3人を「懲戒処分相当」と判断。さらに「懲罰委員会」を開き、事態が判明した25日から14日間の停学処分と、心理カウンセラーによる再発防止のための再教育を行うことを決めた。全学生に対しても、モラル向上に関するハンドブックを作成して配布するという。

 3人は「世界遺産にひどいことをしてしまって反省している。大変恥ずかしい」と話しており停学中の現在、謝罪文を書いている。謝罪文は日本語で書かれるが、イタリア語学科の教員によって翻訳され、来週早々にも大聖堂に送付されるという。

 また3人による“おわびツアー”も検討されている。大聖堂側では京産大に「落書きの消去は可能」と伝えており、大学側は今後、3人に現地で消去作業に参加させることも視野に入れ、大聖堂側と協議する。詳細は未定だが、当然ながら費用は全額学生側が負担することになりそうだ。

 大学によると3人はそれぞれ学部は違うが、同じマンションに住む友人同士。3月9日からイタリアへ観光旅行に出かけ同13日、世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の最上階の柱3か所に、油性ペンとラインマーカーで名前や大学名などを落書きした。落書きした個所はデジタルカメラで記念撮影もしていた。

 3人は落書きした理由について「大聖堂の1階の廊下からびっしりと落書きが書かれており、皆がやっているからと安易な気持ちでやった」と説明している。

 一方、京産大の前日に同じ大聖堂への落書きが発覚した岐阜女子短大では、すでに学生6人に対し「厳重注意処分」を下している。双方で、処分に差が出た形となったが、岐女短大側は「確かに(京産大の)停学よりは軽い処分ではあるが、厳重注意処分はすでに決定したもの」とコメント。今後、「現地でボランティア活動などをやらせていただければとも考えている」とした。

 岐女短大には「厳重注意処分は甘い」とする苦情などが、25日までに500件以上寄せられているという。


前後の記事

国内アクセスランキング

注目の情報
個性を活かす環境がある。
「憧れのスタッフと、同じレベルで仕事を任される。」
魅力的なスタッフにどんどん出会える。これってスゴイことだと思う。
あなたの職場はどうですか?


新進気鋭スタッフ陣の声はこちら