2008年6月28日 10時40分更新
ことし4月でいったん閉鎖された倉敷市のスケートリンクの存続を求める市民グループが、市が経営を受け継ぐことなどを求める8万6000人余りの署名を集め、
27日、倉敷市長に手渡しました。
署名を提出したのは、フィギュアスケートをする子どもやその保護者などでつくる「倉敷のスケートリンクの存続を願う会」で、前田晶代会長から倉敷市の伊東香織市長に86927人分の署名が手渡されました。
スケートリンクのある倉敷市の
「ウェルサンピア倉敷」をめぐっては、所有する独立行政法人が売却のため入札を行いましたが、参加者がなかったことなどからことし4月末でいったん閉鎖されました。
このため市民団体は、施設の経営を倉敷市が受け継ぐことなどを求めてことし2月から署名活動を進めていました。
27日は、かつてこのリンクで練習したフィギアスケートのたか橋大輔選手の母親も出席し「これから頑張っていく子どもたちのためにもぜひとも残してほしい」とリンクの存続を求めました。
これに対して伊東市長は「非常に多くの方のリンクへの思いが伝わりました。日本スケート連盟と協議して今後、市としても存続に向けて何ができるのか検討したい」と話していました。
署名を提出した後、前田会長は
「市長がスケート連盟と協議をしてくれるという前向きな話が聞けて良かった。今後も存続を求めて頑張っていきたい」と話していました。