2008年 6月 27日 |
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岡山県議会、防災ヘリ購入議案可決
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財政危機への対応が最大の議論になった6月定例岡山県議会は最終日の27日、委員会では継続審査になっていた消防防災ヘリコプターの購入契約議案などを可決しました。本会議では消防防災ヘリコプターの購入契約議案について総務委員会の佐藤真治委員長が「深刻な財政危機を踏まえ、慎重な審査が必要」と継続審査にした事を報告しました。しかし、採決では過半数を占める最大会派の自民党が26日、購入に賛成の決定をしていたため、原案通り可決されました。委員会の結果が本会議で覆ったのは1989年の2月議会以来の異例のケースです。石井知事の「財政危機宣言」が波紋を呼んだ6月定例岡山県議会は倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパン社への土地の無償貸付を今年末まで延長する議案など24議案を可決しました。
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高谷市長、ゴミ処理有料化議会対応に不満
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岡山市の高谷市長は、6月定例市議会で議決が見送られた家庭ゴミ処理有料化について、あくまで、来年2月からの実施を目指す考えを示しました。岡山市の家庭ゴミ処理有料化計画は、来年2月から、市民に1枚10円から50円の指定されたゴミ袋購入を義務付けるもので、6月定例市議会で審議されていました。しかし、議決が得られず、2月議会に続いて継続審査となりました。会見した高谷市長は、「ゴミ減量化を図る上で有料化は欠かせない。理解を示す市民も多い。」として再度、結論を先送りした議会の対応に不満を示しました。その上で、「袋などの準備期間を考えると、9月議会での議決がタイムリミット。」と述べ、あくまで、来年2月実施を目指す考えを示しました。
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ダガーナイフが岡山県有害刃物へ
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東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件を受け、岡山県は事件で使われた同じタイプのナイフを、青少年の所持を禁止する「有害刃物」に指定することを決めましたダガーナイフは両刃で、刃の先端が鋭く尖ったナイフです。今月8日、東京・秋葉原で起きた男女17人殺傷事件で凶器に使用されています。事件を受けて、岡山県は、来月1日をもって、ダガーナイフを条例に基づく「有害刃物」に指定することを決めたもので、27日、有識者などで作る県青少年健全育成審議会で全開一致で承認されました。「有害刃物」に指定されると、18歳未満の青少年が所持することを禁じられる他、業者が販売したり貸し出した場合には、30万円以下の罰金が科されます。岡山県では、有害刃物の指定は1998年以来10年振りで、これまでに、バタフライナイフとサバイバルナイフが指定されています。
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内海ダム強制収用で公聴会
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用地買収が難航している香川県小豆島町の内海ダム再開発事業で、利害関係者から意見を聞き、土地強制収用手続きの可否を判断する公聴会が27日、開かれています。これは、土地収用法に基づき四国地方整備局が27日と29日の2回開くものです。27日は9組の周辺住民などが賛成と反対の立場からダム再開発についての意見を述べました。内海ダムの再開発は香川県などが洪水などの対策として総事業費約185憶円をかけて行うもので、2011年度の完成を目指しています。反対する地権者からの土地の取得が難航しているため、県は今年3月、国土交通大臣に対して土地の強制収用に必要な手続きを始めていて、今後の国の判断が注目されます。
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ウェルサンピア倉敷、存続を求めて署名提出
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フィギュアスケートの高橋大輔選手を輩出したウェルサンピア倉敷のスケートリンクの存続を求めて、市民グループが約8万7千人分の署名を倉敷市に提出しました。倉敷市役所を訪れたのは施設の利用者などで作る「倉敷のスケートリンク存続を願う会」のメンバー20人です。会では今年2月から施設の存続を求める署名活動を行っていて、集まった約8万7000人分の署名を伊東香織市長に提出しました。ウェルサンピア倉敷のスケートリンクは、国の方針で売却が決まったものの、買い手が付かなかったため、今年5月から閉鎖されています。要望を受けた伊東市長は「多くの人が存続を願っていることを改めて認識しました。何らかの形で協力できるよう検討していきたい。」と話していました。
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さぬき市の徳島文理大に理工学部開設へ
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さぬき市の徳島文理大学、香川キャンパスに来年、理工学部が設置される事になりました。大学が27日、記者会見をして明らかにしたものです大学には現在、工学部は設置されていますが、ナノテクノロジーや医療機器の専門知識など、理学系のカリキュラムを充実させ、幅広い分野で活躍できる人材を育てたいとしています。理工学部の設置は、四国の大学では初めてということで、来年度は4学科160人を募集する予定です。
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岡山空襲のパネル展
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1700人以上の尊い命が奪われた岡山空襲の写真などを集めた展示会が岡山市で開かれています。この展示会は、戦争の悲惨さを風化させないために、岡山市の市民グループが毎年開いているものです。会場には空襲直後の町の様子を写した写真など35点が展示されています。太平洋戦争末期の1945年6月29日、アメリカ軍による空襲で岡山市は焼け野原となり、1700人余りが犠牲になりました。建物が焼け落ち、瓦礫の中を市民が歩いている様子や焼けただれた電柱など、空襲直後の様子をとらえた写真が展示されていて訪れた人たち真剣な表情で見入っていました。この展示会は今月30日まで岡山市の天満屋岡山店、地下のアートスペースで開かれています。
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