【記事】 結局誰が言ったの?〜毎日新聞訂正記事〜
浮遊雲日記

05年08月09日(火)
18:19
曇りのち晴れ 終戦日だけじゃなくて、8月6日の開会式も高校野球では黙とうしてもいいんじゃないの
オリは昔、ヒロシマに行ったことがある。
かなり昔なので相当記憶があいまいだが、
その日は8月6日で、朝からバスに乗っていた。
バスでは大きい音でラジオが流れており、オリは
「ああ、バスの中は退屈だから、お客さんにラジオを聞かせているんだな」
と思った。
8時15分直前、オリが乗っていたバスも周囲の車もチンチン電車も、全てが停車した。
「???」
そのうち、ラジオからは時を知らせる鐘が鳴り(と記憶;)、ラジオが静かになった。
バスに乗っている人たちは一斉に黙祷を始めた。
全員の黙祷、静かな道路、まるで時が止まったようだった。
そこでオリは初めて、
ヒロシマでの、8月6日の原爆投下時間に行う黙とう風景を知ったのだった。
何も考えずにぼーっとバスに乗り、何が行われているのか一瞬理解出来ず
1人きょろきょろしていた自分がなんだかすごく恥ずかしかったo( _ _ )o
今思い返すと、バスの運転手が流していたラジオは、多分「広島平和記念式典」の模様で、
式典に参加している人たちと共に、広島県人が同時に一斉に、
原爆で亡くなった人たちのために黙とうを捧げていたのだと思う。

そんなショッキングな思い出のある8月6日朝のヒロシマでの出来事だが
たまたまネットニュースで気になる記事を見た。
どうやら高校野球の開会前に、
広島代表の高陽東高ナインが原爆犠牲者を悼む黙とうを捧げる際
他の高校代表選手の人にも呼びかけようとして大会役員に止められたそうだ。
そのいきさつと理由について、
毎日新聞が新聞に下記のように掲載したらしい

日本高野連役員が
「原爆は広島だけのこと。 みんなを巻き込むのはよくない」


心ある人ならこの内容を読めば、
「こらっ、日本高野連役員め、なんて不謹慎なことを言いやがるんだっ」ヽ(`Д´)ノ
となるだろう。 
ところが、日本高野連からの抗議で、そんなことを言った事実はないことが判明し(^^;)
毎日新聞はおわび記事を掲載することになったらしい。
こ、これって、何が本当なんだ?
大会役員の1人が本当にそんな「マズイこと」を言ったために、日本高野連がそれを隠そうと、
その言葉はなかったことにして知らん顔して毎日新聞に抗議したのか?
それとも、誰もそんなことを言っていないのに毎日新聞が無理矢理創作して掲載したのか?
しかし、あえて何もないことを捏造すると言うことは、
たとえ毎日新聞とは言え(!)いくらなんでもないと思うから、
全く関係のない人(例えば観客とか)が言ったセリフを、
どさくさにまぎれて「役員が言ったことにしちゃえ〜」と画策したのか、
あるいは本当に勘違いして載せちゃったか、どちらかなのだろうか。

だけどこの記事の内容であっている部分は、
「大会役員の制止」と「他の高校への黙とうの呼びかけは出来なかった」と言うことなんだろうな。
残念だな、原爆犠牲者に対して黙とうを捧げることを止める理由がわからんな。
…って、そう言うオリは黙祷してるのかよと言われると、
すすす、すみません、黙とうしようにも毎年タイミングを逃してしまって…(T△⊂)

それにしても、
「原爆は広島だけのこと。」
って、これって絶対誰かさんの「本心」だよね。  誰っ?(¬_¬)…

んで、あまり脈略はないけど、ちょっと気になったので、
毎日新聞の「前科」ってどれくらいあるのかざっと調べてみたよ( ̄ー ̄)

【 捏造?錯誤?修正?洒落? 】
■2005年5月
「尼崎脱線事件」で7両編成の真ん中に乗っていた記者の体験談が、1両目にいた事に変更
綺麗にまとめているサイトがありました(*^^*) → 毎日新聞記者の記事の変化

■2005年1月
4月1日でもないのに「きょう千葉国誕生」という記事を書き、問い合わせた人に「たとえです」と言う

■2004年1月31日 「毎日新聞会長拉致事件」
当時の毎日新聞社長(斉藤明)が自宅付近で拉致されるが、
毎日新聞社は1ヶ月、その事実をを隠す。 警察の犯人起訴発表の直前になって事件を報道。

■「百人斬り事件」
日中戦争中に「百人斬り」したと言う軍人の記事を掲載。
その記事を根拠に戦後処刑されるが、実はあれはウソだったと言うカメラマンの証言が出てきた

■1998年2月 「ナヌムの家事件」
2月4日夕刊の、映画「ナヌムの家」の試写会での出来事を掲載したコラムが捏造だった
元記事 → 毎日新聞(夕刊) 1998年2月4日 <憂楽帳>
訂正記事 → 毎日新聞(夕刊) 1998年2月5日 <訂正記事>

【 不祥事?お騒がせ? 】
■2004年2月27日 「頭突き事件」
政治部記者が羽田空港で座席の予約をめぐって女性職員ともめてカウンターに侵入。
記者を止めようとした男性職員に頭突きし軽症を負わせ、別の航空会社の窓口で逮捕される。
スポーツ報知に「毎日トラブル毎日新聞」と皮肉られる( ̄ー ̄)

■2003年 「爆弾テイクアウト殺傷事件」
アンマン国際空港で、写真部記者が取材の記念にと持ち出していたM77子弾の不発弾が爆発。
空港警備員が死傷し実刑判決を受けたが、ヨルダン国王の恩赦(=ODA130億円増額)で釈放
毎日新聞社は、あくまでも個人の行為であると釈明し、この記者は帰国後解雇。

■1972年 「西山事件」
沖縄返還交渉の密約協定(米国が支払う400万ドルを日本が肩代わり)を記者が手に入れるが
持ち出した女性事務官と記者は逮捕。 その女性と記者がデキていたため取材のあり方を問われ
毎日新聞の不買運動が起き、2年後に会社更生法を申請。(経営不振のためS会と手を結ぶ)

まあ大きい事件はこんなもので、あとは見つけられなかった。
百人斬り事件は、てっきり朝日新聞だけのことかと思っていたが、毎日もだったのか。
それにしても、1972年の「西山事件」のせいで毎日新聞の不買運動が起きて、
それが原因であのS会と手を結ぶはめになって現在に至っているとは知らなかったな〜(A^^;)
当時オリはまだ小学生ぐらいだったから、全く記憶にないや。
記事についての前歴を見ると、この原爆犠牲者黙とう事件(勝手に事件にしちゃってるけど)は
「ナヌムの家」の手口に置き換えると、
全く関係ない誰かが言ったセリフを日本高野連が言ったことにすりかわると言うことになりそうだな。

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